BTCやアルトコインで押し目買い　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ビットコインキャッシュ・ライトコイン

BTC/USDT

ビットコインの6月22日のローソク足の下ヒゲは、31,000ドルから28,000ドルのサポートゾーンでの強い買いが行われたことを示している。強気派がサポートゾーンを守ったのはこれで4回目であり、そのためここは注意すべき重要なエリアとなっている。

相対力指数（RSI）は強気のダイバージェンスを形成しており、弱気派の勢いが弱まっている可能性がある。

強気派が価格を20日指数移動平均線（36,260ドル）の上に押し上げた場合、BTC/USDTペアは28,000ドルから43,351.67ドルのレンジの間の値動きとなるだろう。このレンジ内で過ごす時間が長ければ長いほど、最終的にはこのレンジからのブレイクアウトが強くなる。

この仮定に反して、価格が20日EMAから下降した場合は、強気派がリリーフ・ラリーの中で売りを行なっていることを示す。28,000ドルを割り込むと、パニック売りによって、20,000ドルまで引きずられる可能性がある。

イーサ（ETH）は、6月18日に三角持ち合いを下抜けし、6月22日には重要なサポートである1,728.74ドルに達した。強気派はこのディップを購入し、反発させようとしているが、20日EMA（2,325ドル）で壁にぶつかるだろう。

もし価格が20日EMAから下降した場合、弱気派はETH/USDTペアを1,728.74ドルのサポートの下に沈めようと試みる。もし成功すれば、ETH/USDTペアは1,536.92ドル、そして1,293.18ドルへと下落する可能性がある

負の傾きを示す移動平均線とRSIが50以下のゾーンにあることから、弱気派が優勢であることがわかる。これに反して、強気派が20日EMAを上回れば、50日単純移動平均線（2,812ドル）まで上昇する可能性がある。

XRPは、6月20日に0.75ドルから0.65ドルのサポートゾーンを割り込み、トレーダーによる積極的な売りを示した。5月23日の安値である0.65ドルを下抜けしたことで、下値切り下げが拡大している。

下降している移動平均線とRSIが50以下にあることから、弱気派が優勢である。もし価格が0.75ドルから下降に転じれば、弱気派が0.75ドルをサポートからレジスタンスに反転させたことを示唆する。そうなると、価格は0.40ドルまで引き下げられる可能性がある。

この仮定に反して、強気が価格を20日EMA（0.80ドル）を超えて維持すれば、下値での蓄積を示すことになる。XRP/USDTペアはその後、1.07ドルまで上昇するだろう。下降チャネルを上抜けすれば、下落トレンドが終わったことを示唆する。

ビットコインキャッシュ（BCH）は、6月22日に387.61ドルまで下落したが、ローソク足の下ヒゲは、強気派が370ドルのサポートを守ろうとしていることを示している。今後、538.11ドルのブレイクダウンレベルまで上昇する可能性がある。

下降している移動平均線と売られすぎゾーンに近いRSIは、弱気派が優勢であることを示している。538.11ドルから下降に転じた場合、BCH/USDTペアは370ドルのサポートを再テストする可能性がある。

このレベルを下にブレイクすると、300ドル、そして270ドルへ下落するかもしれない。一方、強気の姿勢で20日EMA（585ドル）を上回れば、50日SMA（822ドル）まで上昇する可能性がある。このような動きは、底を打った可能性を示唆する。

ライトコイン（LTC）は、6月22日に5月23日の安値である118.03ドルを割り込んだ。しかし、強気派が押し目を購入し、今日118.03ドルを超えて価格を押し戻したことは、わずかながらポジティブ要因だ。

LTC/USDTペアは現在、ダウントレンドラインまで上昇する可能性がある。もし価格がこのレジスタンスから下落に転じた場合、弱気派は118.03ドルのサポートより下に沈めて維持しようとするだろう。これが実現すれば、ディセンディング・トライアングルのパターンが完成する。

この弱気な設定はさらなる売りを呼び込み、70ドルまでのさらなる下落を招く可能性がある。この否定的な見方は、もし強気派が価格をダウントレンドラインの上に押し上げれば、無効になる。この場合、下値での強い買いを示し、ペアは50日SMA（215ドル）まで上昇する可能性がある。

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。