ビットコイン価格分析
ビットコインは6月13日に20日指数移動平均線（EMA）の26,531ドル近くまで上昇したが、ローソク足の上ヒゲは、弱気派が高値で売ったことを示している。
ここ数日、20日EMAと重要なサポートである25,250ドルとの間に挟まれた状態が続いている。これは、強気派が押し目を買っていることを示唆しているが、弱気派はその優位性を手放そうとはしていない。
移動平均線が下降していることから、弱気派が優勢であることがわかるが、相対力指数（RSI）のポジティブ・ダイバージェンスは、売り圧力が弱まっている可能性を示している。
買い手が価格を20日EMAの上に押し上げれば、BTC/USDTペアは下降チャネルのレジスタンスラインまで上昇する可能性がある。31,000ドルへ上昇を開始するには、買い手はこの障害を乗り越えなければならない。
一方で、現在のレベルから下降に転じ、25,250ドルを割り込んだ場合、強気派が諦めたことを示唆することになる。同ペアは、まずチャネルのサポートラインまで低迷し、最終的には心理的に重要なレベルである20,000ドルまで落ち込む可能性がある。
イーサ価格分析
イーサ(ETH)の1,700ドルの強力なサポートからの浅い反発は、より高値での需要の欠如を表している。サポートレベル付近でのタイトなコンソリデーションは、ブレークダウンのリスクを高めることになる。
そのため、買い手は価格を移動平均線の上に素早く押し上げる必要がある。そうすれば、ETH/USDTペアはまず1,928ドルまで上昇し、その後2,000ドルの上値抵抗線に向かうだろう。
この仮定に反して、価格が現在のレベルや移動平均線から下降に転じた場合、弱気派が小さな上昇のたびに売り込んでいることを示すことになる。そうなれば、同ペアは1,700ドル以下に沈むかもしれない。1,600ドルに小さなサポートがあるが、それも維持できない場合、下落は1,352ドルまで拡大する可能性がある。
XRP価格分析
買い手は、6月13日にXRPを0.56ドルのオーバーヘッドレジスタンスの上に押し上げたが、高値を維持することはできなかった。
当日のローソク足で上ひげを形成したように、XRP/USDTペアは急落に転じた。弱気派は、価格を20日EMA（0.50ドル）の下に引き込むことで、さらにポジションを強化しようとしている。このレベルを下回ると、次に注意すべき重要なサポートは、50日単純移動平均線（SMA）の0.47ドルだ。
このレベルが崩れた場合、売り圧力が強まり、次の主要サポートレベルである0.41ドル付近まで急降下する可能性がある。逆に、価格が50日SMAから跳ね返された場合、数日間レンジ相場となることが予想される。