ビットコイン価格分析
5月25日、ビットコイン(BTC)は25,811ドルから25,250ドルの強力なサポートゾーンに近づき、25,871ドルから反発した。強気派はBTC価格を27,173ドルの20日間指数平滑移動平均線(EMA)まで押し上げようと試みるだろう。

このレベルでは、再び弱気派から強力な売りが入る可能性がある。BTC価格が20日間EMAから下落した場合、それは弱気派が反発時に売っているというネガティブなセンチメントを示すサインとなる。
下落時に注視すべき重要なレベルは25,250ドルだ。強気派はこのサポートレベルを全力で守ろうとすると予想される。なぜなら、このレベルが崩れると、BTC/USDTペアは24,000ドルへ、そして最終的には20,000ドルへと下落する可能性があるからだ。
逆に、強気派が20日間EMAのレジスタンスを突破すると、BTCはレジスタンスラインまで上昇する可能性がある。調整を終わらせるためには、強気派はこの壁を突破する必要がある。
イーサリアム価格分析
イーサリアム(ETH)は過去数日間、下降ウェッジパターンの中で取引されている。5月25日には、弱気派がウェッジのサポートラインまで価格を下げようと試みたが、ロウソク足の長いヒゲは、強気派が積極的に押し目買いをしていることを示している。

強気派は価格を20日間EMA(1,829ドル)以上に押し上げ、維持しようと試みている。成功すれば、ETH/USDTペアはレジスタンスラインまで上昇する可能性がある。ここを上回ると2,000ドルへの上昇の可能性が高まるため、このラインは注視すべき重要なレベルだ。
現在のレベルまたはレジスタンスラインから価格が下落すると、それは弱気派が高値で積極的に売っていることを示唆する。そうなった場合、ETHはさらに数日間ウェッジ内に閉じ込められることになるだろう。
XRP価格分析
弱気派は5月24日と25日にXRPを20日間EMA(0.45ドル)以下に引き下げたが、これを維持できなかった。これは、センチメントがポジティブに転じ、トレーダーが20日間EMAまでの下落で買っていることを示している。

XRP価格は移動平均線線の間に取引されており、これは強気派と弱気派の間でのバランスが拮抗していることを示唆する。50日間単純移動平均線(SMA)である0.47ドルを上回るブレイクは、強気派に有利に働くだろう。その後、XRP/USDTペアは上昇を開始し、0.54ドルへ、そしてその後0.58ドルへと上昇する可能性がある。
それとは対照的に、価格が20日間EMA以下に下抜けてしまい、その水準を維持すると、弱気派が再び優位に立っていることを示す。その場合、XRPは0.40ドルという重要なサポートまで下落する可能性がある。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自分でリサーチを行って決定してください。