ビットコイン価格分析

5月7日、ビットコインは移動平均を下回り、続く8日にはシンメトリカル・トライアングルパターンのサポートラインまで急落した。強気派はこのレベルを懸命に守ろうとしているが、高値での回復は困難を極める可能性がある。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派は移動平均とレジスタンスラインの間のゾーンを積極的に防衛しようとするだろう。価格が下落し、サポートラインを下回れば、BTC/USDTペアは2万5250ドルのブレイクアウトレベルへと下落する可能性がある。

このレベルは特に注視すべきだ。なぜなら、このレベルが破られれば、売りが増え、ビットコインの価格は心理的に重要な2万ドルまで急落する可能性があるからだ。

一方、強気派が価格をレジスタンスラインの上に押し上げると、修正フェーズが終了したことを示すだろう。ペアはまず3万ドルまで上昇し、その後3万2400ドルへの上昇を試みるだろう。

イーサ価格分析

イーサリアムは過去2日間、1887ドルの20日指数移動平均(EMA)とサポートラインの間で動きが止まっているが、この狭い範囲での取引が長続きすることはないだろう。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

価格が移動平均をクリアすると、それは低値での強い買いを示す。その後、ETH/USDTペアは2000ドルという心理的抵抗を目指すだろう。弱気派はこのレベルを猛烈に防衛することが予想されるが、もし強気派がこの障壁を突破すれば、ETHの価格は2200ドルまで急上昇する可能性がある。

逆に、価格が移動平均上での持ちこたえれずに下落すると、弱気派があらゆる小規模なラリーに飛びついていることを示す。サポートラインを下回ると、下降トレンドが始まり、61.8%のフィボナッチリトレースメントレベルである1663ドルまで達する可能性がある。

XRP 価格分析

5月8日、XRPは0.43ドルのサポートレベルを下回るという大きな落ち込みを見せたが、ローソク足の長い下ヒゲは、低いレベルでの強い買いを示している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

XRP/USDTペアのチャートは、0.43ドルというブレイクダウンレベル近辺での厳しい戦いを示している。弱気派はこのレベルをレジスタンスラインに転換しようとしている一方、強気派は価格をそれ以上に押し上げようとしている。

現在のレベルからXRPの価格が下落し、0.40ドルを割り込むと、弱気の勢いが増す可能性があり、ペアは0.36ドルまで落ちる可能性がある。このネガティブな視点は、強気派が価格をレジスタンスライン以上に押し上げると、短期的には無効化される。