ビットコイン価格分析

4月19日、ビットコインは20日指数平滑移動平均線(EMA、28,869ドル)を下回って下落し、3月13日以来初めての20日間EMA割れとなった。これは弱気を示す兆候だ。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

4月20日に買い手は回復を試みたが、20日間EMAの壁を越えることができなかった。これは、弱気派がこのレベルで抵抗していることを示唆している。BTC/USDTペアは次に26,500ドルに下落し、その後逆ヘッド&ショルダー(H&S)パターンのネックラインである25,250ドルに達するかもしれない。

もし価格が25,250ドルで反発すれば、ネックラインが底になっていることを示すだろう。その後、強気派は価格を20日間EMA以上に押し戻そうと試みるだろう。もし成功すれば、ペアは32,400ドルに上昇するかもしれない。

イーサ価格分析

強気派は4月19日と20日にイーサ(ETH)価格を20日間EMA(1,942ドル)以上に維持しようとしたが、弱気派には別の計画があったようだ。弱気派は売り圧力を維持し、4月21日にETHを20日間EMA以下に引き下げた。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

下落時の最初のサポートは、38.2%フィボナッチリトレースメントレベルの1,846ドルだ。このレベルは強気派からの強力な買いを引き付ける可能性がある。もし価格がこのレベルから上昇すれば、2,200ドルまでの上昇する可能性が高くなるだろう。

逆に、価格がさらに下落し、1,846ドルを下回ると、ETH/USDTペアは50%リトレースメントレベルである1,755ドルに急落し、その後61.8%リトレースメントレベルである1,663ドルに達する可能性がある。

XRP価格分析

強気派はXRPの回復を試み、4月19日と20日に価格を20日間EMA(0.49ドル)以上に押し上げようとしたが、弱気派は譲らなかった。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

強気派は50%フィボナッチリトレースメントレメントレベルである0.47ドル近くで下落を止めようとしたが、弱気派は売り圧力を維持し、価格をそれ以下に引き下げた。XRP/USDTペアは次に200日間SMA(0.41ドル)にまで下落する恐れがある。

XRPはしばらくの間、0.56ドルと0.30ドルの間の広いレンジで取引される可能性がある。もし200日間SMAから価格が反発すれば、ペアはレンジの上半分で取引されるかもしれないが、それを下回ると、ペアは下半分で取引され続けるだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

 

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