BTC/USDT

強気派は、ビットコインをブレークダウンレベルの22,800ドルより上に押し戻せていない。これは、現在のレベルでは積極的な買いが入っていないことを示している。そのため、価格が重要なサポートである21,480ドルまで引き戻される可能性が高まっている。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

移動平均線は弱気のクロスオーバーを完了し、相対力指数(RSI)はマイナス圏にあるため、弱気派が主導権を握っていることを示している。

価格が21,480ドルを割り込むと、弱気派の攻勢が強まり、心理的に重要なレベルである20,000ドルまで価格を引き下げようとする。ただ、21,480ドルと20,000ドルの間のゾーンは、買い手が全力で守ることが予想される。このゾーンを下回ると、積極的な売りが出る可能性があるからだ。

もし、強気派が急落を防ぎたいのであれば、価格を移動平均線の上に素早く押し戻す必要がある。その場合、21,480ドルから25,250ドルの間のレンジ相場になるだろう。

ETH/USDT

買い手はイーサの1,550ドルレベルを守ろうとしているが、強い反発を達成できていない。これは、弱気派が小さな上昇のたびに売っていることを示している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

20日指数移動平均線(1,599ドル)が下降し始め、RSIがマイナス圏にあることから、弱気派が優勢であることがわかる。1,550ドルのサポートが割れた場合、ETH/USDTペアは1,461ドルまで下落する可能性がある。

このレベルでは、再び強気派による強い買いが入るだろう。このレベルから力強く反発した場合、しばらく1,461ドルと1,743ドルの間で固まる可能性がある。反対に、1461ドルを割り込むと、1352ドルへの下落の可能性が出てくる。このレベルは、再び強気派の強い買いを集めるかもしれない。

XRP/USDT

XRPは0.36ドルのサポートから力強く反発し、3月8日に下降チャネルのレジスタンスラインを上回り、強気派が全力で買っていることを示した。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

買い手が50日単純移動平均線(0.39ドル)の上で価格を維持する場合、短期的にトレンドが変化する可能性を示唆する。その後、XRP/USDTペアは、0.43ドルに向けて上昇を開始する可能性があり、そこでは弱気派が再び強く抵抗するだろう。価格がこのレベルから下降に転じた場合、ペアは0.36ドルと0.43ドルの間でもうしばらく推移する。

逆に、価格が現在のレベルから下降に転じた場合、弱気派が強気派の思い通りにさせる気がないことを示唆する。その場合、売り手は再び0.36ドル以下に引き込もうとし、0.33ドルへの下落の可能性が出てくるだろう。