BTC/USDT
24,000ドルの水準を上回らなかったことで、トレーダーは利益確定に動いたようだ。3月3日に売りが加速し、弱気派は価格を当面のサポートである22,800ドル以下に引き下げた。

20日間指数平滑移動平均線(23,332ドル)はまだ横ばいだが、相対力指数(RSI)が44以下に急落しており、短期なモメンタムが弱気に転じたことを示している。下値で注目すべき次の重要なサポートは21,480ドルになる。
この水準を下回ると、心理的に重要な水準である20,000ドルの再び試す展開もありえるため、強気派はこの水準を全力で防衛しようとすることが予想される。
逆に、BTC価格が21,480ドルから反発した場合、強気派は22,800ドルの直上のハードルを突破しようとするだろう。そうなれば、BTC/USDTは、あと数日間、21,480ドルと25,250ドルの間で保ち合いとなるだろう。
ETH/USDT
イーサ(ETH)は、3月2日に直上のレジスタンスである1,680ドルから再び下降に転じ、弱気派がこのレベルで積極的に抵抗しているようだ。

トレーダーは3月3日に売却していたようで、50日間SMA(1,607ドル)を下抜けることになった。ETH/USDTペアは、次に1,461ドルの重要なサポートまで下落する可能性があり、そこで強気派は反落を阻止しようとするだろう。
1,461ドルから力強く反発した場合、数日間レンジ内での値動きとなるだろう。1680ドル以上に価格を押し上げ、それを維持することができれば、強気派は再びゲームに戻ることになるだろう。逆に、価格が1,461ドルを割り込むと、調整が深まり1,352ドルまで下落する恐れがある。
XRP/USDT
強気派は、3月1日にXRPを20日間EMA(0.38ドル)まで押し上げたが、直上のハードルをクリアすることができなかった。これは、センチメントが依然としてネガティブで、トレーダーが上昇時に売っていることを示唆している。

弱気派は3月2日に価格を引き下げ、3日には売り圧力を強めた。これにより、価格は0.36ドルの強力なサポートラインを下回った。このレベルを下回る状態が続けば、下降チャネルパターンのサポートラインまで下落が拡大する恐れがある。
強気派が短期的に優位に立とうとするならば、価格をチャネルのレジスタンスライン以上に押し戻す必要がある。それが成功すれば、XRP/USDTペアは0.43ドルに向けて上昇を開始することになるだろう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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