BTC/USD
ビットコインは22日、ペナントと20日指数移動平均線(5万5,212ドル)を割り込んだ。しかし、弱気派はその弱気の流れを利用することができず、価格を50日単純移動平均線(50,752ドル)まで沈めることができなかった。このことは、安値での売り手が不足していることを示唆している。

強気派は押し目を積極的に買い、今日は価格を20日EMAの上に押し戻した。次のハードルはダウントレンドラインだ。強気派が価格をこのレジスタンスラインの上に押し上げることができれば、BTC/USDペアは61,825.84ドルの史上最高値を再テストする可能性がある。
このレベルを上抜けて終値を迎えれば、72,112ドル、そして74,512.78ドルまでの上昇の扉が開かれる。
しかし、弱気派は諦めることはないだろう。ダウントレンドラインで現在の上昇の動きを止めようと動く。このレジスタンスラインから下降に転じることになれば、弱気派は再び50日移動平均線の下に沈めようとするだろう。もしそれが実現すれば、43,006.77ドルまで下落する可能性が出てくる。
ETH/USD
イーサ(ETH)は、20日EMA(1,742ドル)からの反発に数日間失敗した後、売り圧力に屈し、3月22日に移動平均線の下に急落した。現在、強気派は価格を移動平均線の上に押し戻そうとしている。

強気派がこの試みに成功すれば、ETH/USDペアは再び史上最高値の2,040.77ドルに到達しようとするかもしれない。このレジスタンスを上抜ければ、2,614ドルを目標とした上昇トレンドが再開する可能性がある。
逆に、価格が移動平均線から下降した場合は、センチメントがネガティブになり、トレーダーが20日EMAまでの上昇の動きの中で売りを行なっていることを示す。
下落トレンドで1,647ドルを割り込むと、1,500ドル、さらに1,289ドルまで下落幅が拡大する可能性が出てくる。
XRP/USD
XRPの3月22日と23日のローソク足の上ヒゲは、トレーダーが高いレベルで利益を計上していることを示唆している。しかし、ポジティブな要素として挙げられるのは、強気派が小さな押し目ごとに買い続けていることだ。

上昇している移動平均線と63を超えるRSIは、強気派が優位に立っていることを示唆している。彼らが価格を0.60ドル以上に押し上げることができれば、XRP/USDペアは0.65ドルの硬いレジスタンスに挑戦する可能性がある。このレベルをブレイクアウトして終値を迎えれば、さらなる買いを呼び込み、価格を0.78ドル、さらには1ドルへと押し上げる可能性がある。
この強気の見方は、価格が下落に転じて移動平均線を下回れば無効になる。このような動きがあれば、価格は0.42ドルまで下がる可能性が出てくる。
LTC/USD
ライトコイン(LTC)は、3月23日に同時ローソク足パターンを形成し、強気派と弱気派の間での優柔不断さを示した。この不確実性は今日、上向きに解消され、強気派は価格を20日EMA(196ドル)の上に押し上げようとしている。

もし成功すれば、価格は208.10ドルまで上昇し、その後、シンメトリカルトライアングルのレジスタンスラインまで上昇する可能性がある。このレジスタンスラインをブレイクアウトして上で終値を迎えれば、強気派が再び主導権を握る。その後、LTC/USDペアは246.96ドル、そして300ドルまで上昇するだろう。
一方で、価格が直上のレジスタンスから下落した場合、弱気派は再び価格をトライアングルの下に沈めようとするだろう。そうなれば、売りが強まり、152.94ドル、さらには120ドルまで下落する可能性が出てくる。
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