ビットコイン価格分析

3月14日に強気派がビットコインを直上の抵抗である25,250ドルの上に価格を押し上げたが、ローソク足の上ヒゲに見られるように、弱気派が必死の抵抗をみせ、強い売りで25,250ドル以下に引き戻された。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

20日指数移動平均線(EMA:23,012ドル)は上昇に転じ、相対力指数(RSI)はプラス圏にあることから、買い手有利の状態となっていることがわかる。

強気派が現在の水準から大きく地合いを譲らなければ、25,250ドルを突破し、終値を迎える可能性が高まる。そうなれば、BTC/USDTペアは強気の逆ヘッドアンドショルダーズ(H&S)パターンを完成させることになる。これは、トレンド転換の可能性を示唆する。その後、32,000ドルに向けて上昇するだろう。

弱気派が強気派の勢いを弱めたい場合は、価格を移動平均線の下に素早く引き戻す必要がある。

イーサ価格分析

イーサは3月14日に1743ドルの抵抗線を超えて急騰したが、強気派は高値を維持できなかった。これは、弱気派がこのレベルを守ろうとしていることを示唆している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

価格が1743ドルと20日EMA(1588ドル)の間で固まれば、センチメントがポジティブに転じ、トレーダーが押し目時に購入していることを示唆することになる。これにより、1,743ドルを上抜けし終値が付く見込みが高まるだろう。ETH/USDTペアは、心理的なレベルである2,000ドルに向けた上昇に適した位置にあることになる。

この想定に反して、価格が下降に転じ、移動平均線を割り込んだ場合、ETH/USDTペアは、しばらく1743ドルと1352ドルの間の大きなレンジで固まる可能性を示すことになる。

XRP価格分析

XRPは50日SMA(0.38ドル)から下降に転じ、3月14日に同時ローソク足パターンを形成した。これは、強気派と弱気派の力が拮抗していることを示している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

3月15日にこの不透明感が下方に解消され、0.36ドルの強力なサポートまで滑落した。このレベルが破られた場合、XRP/USDTペアは、0.32ドル付近のチャネルのサポートラインまで下落する可能性がある。

一方、価格が0.36ドルより上で推移した場合、強気派は再び50日SMAと0.40ドルの障害を乗り越えようとするだろう。もし、それを成し遂げることができれば、このペアは勢いを増し、0.43ドルまで上昇する可能性がある。