BTC/USD

ビットコイン(BTC)は9月19日に急落したが、対称トライアングルのトレンドラインの近辺で強い買いがあり、19日の終わりまでには下落分による損失を回復することができた。終値(UTC時間)では、価格は20日間EMAを超える位置にある。移動平均線はフラットであり、相対力指数(RSI)は50をわずかに下回っている。今後数日間は持合いとなるだろう。

BTC/USD

(出典:TradingView

ただし、対称トライアングルの下降トレンドラインを上抜ければ、強気派が弱気派を圧倒し、新しい上昇トレンドが始まることになるだろう。上昇トレンドが勢いを得れば、今年最高値である13,973ドルまで達するだろう。上昇の動きは、12,304.37ドルと13,156.96ドルがレジスタンスとなるかもしれないが、勢いがあれば、ここを超えると予想される。従って、前回の分析で示した提案を維持したいと思う。

私たちの予想に反して、弱気派がビットコインを9,080ドル以下に下落させた場合、7,451.63ドルまで下落する可能性がある。もしこうなれば、上昇トレンド再開にまではかなり時間が掛かることになるだろう。

ETH/USD

イーサリアム(ETH)は9月19日に上昇し、前回の分析で提示した買い提案のトリガーが発動した。移動平均線は強気のクロスオーバーとなっており、RSIは買われ過ぎの領域に入っている。強気派が有利なトレンドになったことを示している。

ETH/USD

(出典:TradingView

下降トレンドは終わったが、上昇トレンドがすぐに始まるとは限らない。強気派がイーサリアムを235.70ドル以上に上昇させることができなかった場合、数日間はレンジ内での値動きとなる可能性がある。価格が235.70ドルを超えて(UTC時間で)終値を付ければ、上昇トレンドが始まると予想される。そうなれば、320.84ドルまで上昇する可能性がある。

イーサリアムが反落し、2つの移動平均線を下抜けてしまえば、強気の見方は無効となる。163.755ドルを下抜ければ、下降トレンドが再開してしまうだろう。したがって、トレーダーをロングポジションのストップロスを160ドルで設定しているべきだ。

XRP/USD

XRPの急騰は、その後反落し、0.27795ドルをサポートとし、9月18日にちょうど0.34229ドル近辺で失速。その後反落し、0.27795ドルがサポートとなった。このサポートからXRPが再び上昇した場合、0.27795ドルが重要なサポートとして機能する可能性がある。したがって、トレーダーは0.27795ドル近辺で買いを入れることができる。ストップロスは0.240ドルにすることを勧めたい。

XRP/USD

(出典:TradingView

上昇の最初のターゲットは0.34229ドルだ。そこを超えれば次は0.37835だ。予想に反して、XRPが移動平均線を下回った場合、重要なサポートである0.24508ドルを再テストすることになるだろう。ここを下抜けてしまえば、非常にネガティブだ。新たな下降トレンドが始まってしまう可能性がある。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版

 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。