BTC/USD

ビットコイン(BTC)は、今後数日以内の大きな値動きに備える必要があるだろう。上昇するのか、下落するのか、その方向を予測することは難しい。したがって、トレーダーは上昇と下落、両方のシナリオに備えなければならない。

BTC/USD

(出典:TradingView

下降トレンドラインを上抜ければ、今年の最高値である13,973ドルへ急騰する可能性がある。現在の価格水準から13,973ドルまで、いくつかのレジスタンスはあるが、上昇時の勢いはそれらのレジスタンスを打ち破るほどに強いだろう。したがって、トレーダーは、11,000ドルを上抜けた時点で、買いを入れることを提案したい。ストップロスは9,000ドルだ。

逆に、ビットコインが現在の価格水準から下落し、9,080ドルを下抜けた場合、7,451.63ドルまで急落する可能性が高い。底値買いを試みようとするのは避けるべきだ。このシナリオではセンチメントは弱気となり、上昇トレンドの再開には時間が掛かるだろう。

狭いレンジでの値動きが変化するとき、最初の方向がフェイクである可能性もある。9,080ドルを下抜けたのを維持できず、すぐに反発した場合、絶好の買いの機会になるかもしれない。したがって、トレーダーは注意深く、相場を見る必要がある。

ETH/USD

イーサリアム(ETH)は、9月16日に50日間SMAを上抜け、さらに上昇して203.78ドルを超えた。これはポジティブなサインであり、トレンドの変化を示している。注目すべき次の価格は235.70ドルだ。ここを上回れば、さらに勢いが増す可能性がある。

ETH/USD

(出典:TradingView

20日間EMAは上昇し始めており、移動平均線は強気のクロスオーバーになろうとしている。これは短期的に強気派が有利であることを示唆している。トレーダーは203.78ドルまでの反落した際に、ポジションの50%を購入できるだろう。ストップロスは160ドルだ。ポジションの残りは、移動平均線が下落、もしくは235.70ドルを上抜けた時に追加できる。

価格が現在の水準から下落し、163.755ドルを下抜ければ、強気の見方は無効となる。もしこうなれば、現在の値動きが、デッドキャット・バウンス(一時的な上昇)だったことを示すことになるだろう。

XRP/USD

XRPは過去数日間、狭いレンジで値動きが続いた後、9月17日に高騰し、移動平均線と直上のレジスタンスを上抜け、0.27795ドルをも上抜けた。0.27795ドルを超えて上昇したことは、マーケットが低価格を拒否したことを示している。これはポジティブなサインだ。

XRP/USD

(出典:TradingView

ポジティブな値動きが続いたことは、ボトムラインを確認しようとしていたトレーダーもマーケットに参加したことを示すものだ。いくつかのレジスタンスに直面して価格が安定するのを待ってから、トレードを提案したい。上昇が現在のレベルから反落し、再び移動平均線を下抜けた場合、強気の見方は無効となる。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版

 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。