BTC/USD
ビットコイン(BTC)は7,702.87ドルのサポートから反発するだろうか。それともさらに下落して、投資家のセンチメントにとどめを刺すことになるだろうか。チャートから、ポジティブなシナリオとネガティブなシナリオの両方を見てみよう。
強気派は過去3回、7,702.87ドルのサポートを死守してきた。これは、このレベルまで価格が下がると買いを呼び込むということを示している。相対力指数(RSI)はポジティブダイバージェンスとなっており、これもポジティブなサインだ。
7,702.87ドルから強い反発は、レンジ上限である8,777.89ドルまで上昇する可能性がある。強気派がこのレジスタンスまで価格を上げることができれば、買いが戻ってきた最初のサインとなるだろう。対称トライアングルの下降トレンドラインを上抜けて、(UTC時間で)終値を付ければ、トレンドが変化したことになる。
一方、2つの移動平均線は下降しており、RSIは売られ過ぎの領域に近づいている。これは弱気派が優勢であることを示している。7,702.87ドルへの接近は過去1ヶ月で4回目だ。サポートレベルへのテストが何度も行われれば、サポートレベルが破られる可能性が高まる。
7,702.87ドルを死守できなかった場合、積極的なトレーダーのロングポジションのストップロスが発動することになる。次のサポートは5,533ドルだ。ここは今回の上昇局面における78.6%フィボナッチリトレースメントレベルにあたる。トレーダーはストップロスを7,700ドルで維持するべきだ。数日以内に決定的な方向に動く可能性が高いだろう。
ETH/USD
イーサ(ETH)は小幅な上昇でも売りに直面している状況だ。重要なサポートゾーンである161.056ドル~151.829ドルまで下がる可能性がある。9月には、このレンジに下落すると、すぐに買いが入った。従って、強気派は再びこのレンジを死守しようとするだろう。
イーサがサポートゾーンから急反発した場合、強気派は196.483ドルまで価格を押し上げようとするだろう。ここを上抜けることができ、(UTC時間で)終値をつけることができれば、235.70ドルへの上昇も視野に入ってくる。
逆に、161.056ドル~151.829ドルのサポートゾーンを下抜けてしまえば、122ドルまで下落する可能性がある。積極的なトレーダーはロングポジションのストップロスを160ドルで維持しておくべきだ。
XRP/USD
XRPは17日、20日間EMA近辺から急反発し、0.30ドルを一時超えた。強気派は、0.29227ドル以上に価格を押し上げようと必死だ。これは、より高いレベルだと売りに直面していることを示すものだ。弱気派は、価格を移動平均線以下に沈めようとしている。弱気派の試みが成功した場合、0.24508ドルまで下落し、さらに0.22ドルまで下落する可能性がある。
ただし、移動平均線は上昇し、RSIはポジティブの領域にある。強気派の方が勢いがあることを示している。XRPが20日間EMAから再び反発した場合、0.34229ドルまで上昇する可能性が高まる。その場合、トレーダーは以前の分析で示したロングポジションを維持しつつ、ストップロスを0.24ドルに引き上げることができるだろう。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています
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