BTC/USD

ビットコイン(BTC)は対称トライアングル内で取引されている状況が続いている。過去数日間、移動平均線に近づいた後、売り圧力にさらされている。直近のサポートである9,873.85ドルを下抜けると、対称トライアングルのトレンドラインにまで下落してしまうだろう。さらにビットコインが9,080ドルを下抜けるような事態になれば、次のサポートゾーンである7,451.63–~7,337.78ドルまで下落する可能性が出てくる。

BTC/USD

(出典:TradingView

ただし、2つの移動平均線はフラットであり、RSIは真ん中をわずかに下回っている状態だ。これは、強気派と弱気派の力が拮抗していることを示している。強気派が9,080ドルのサポートを死守できた場合、ビットコインは今後数日間レンジ内で値動きを続けることになるだろう。

逆に、強気派がビットコインをトライアングルから上抜けさせれば、上昇トレンド再開のサインだ。上昇時の最初のターゲットは、今年最高値13,973.5ドルへの再チャレンジだ。したがって、トレーダーは以前の分析で提案したように、トライアングルを上抜けるのを待った上でトレードを行うことができる。

ETH/USD

イーサリアム(ETH)の反発は、50日間SMAがレジスタンスとなっている。2つの移動平均線はフラットだが、RSIはポジティブの領域に近づいている。これは今後数日間、持合いとなることを示すものだ。

ETH/USD

(出典:TradingView

イーサリアムは、直近の安値から上昇している。これは強気派から一定の買い需要があることを示すものだ。203.708ドルを上抜ければ、強気派が弱気相場を圧倒し、イーサリアムの上昇トレンドが再開する可能性がある。さらに235.70ドルを超えることができれば、さらに勢いを増すだろう。

逆に、価格が20日間EMAを下回った場合、163.755ドルのサポートを再テストする展開となるだろう。このサポートを下抜ければ、150ドルまで下落する可能性もある。トレードを提案する前に、203.708ドルを上抜けるかどうかを待ちたいと思う。

XRP/USD

XRPは過去数日間、20日間EMAと0.24508ドルの間で取引されている。強気派が20日間EMAを上抜けることができなかったことは、このレベルでは買い需要が不足していることを示すものだ。逆に、強力なサポートの近くで狭いレンジで持合いとなれば、下落する確率が高くなる。

XRP/USD

(出典:TradingView

弱気派が0.24508ドル以下に価格を下落させた場合、0.225ドルの今年最安値を再テストする可能性が出てくる。これが実現した場合、さらに0.19ドルまで下落することにもつながりかねない。

逆に、XRPあ0.24508ドルから急反発し、移動平均線を上回った場合、相場の強さを示すものになるだろう。価格が0.27795ドルを超え、その状態を維持できれば、0.34229ドルまで上昇する可能性が出てくる。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版

 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。