BTC/USDT

ビットコインは、12月28日に当面のサポートである16,559ドルを下回った。これは、タイトなレンジが弱気派に有利に解消されたためだ。下値の次のサポートは16,256ドルになる。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派は12月30日に16,256ドル以下に引き込もうとしたが、ローソク足の長い下ヒゲは、強気派がこのレベルを守ろうとしていることを示している。強気派は移動平均線で強い抵抗に直面する可能性がある。

20日間指数平滑移動平均線(16,820ドル)から下落に転じた場合、16,256ドルを割り込む可能性が高まるだろう。その後、BTC/USDTペアは、16,000ドルおよび15,476ドルのサポートゾーンに急降下する恐れがある。

逆に、現在の水準から上昇に転じ、移動平均線を上抜ければ、下値での強い買いを示唆することになる。そうなれば、18,000ドルから18,388ドルのゾーンへの上昇につながるだろう。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は、1,150ドルのサポートと20日間EMA(1,218ドル)の間で取引されている。これは、市場心理がネガティブなままであり、トレーダーが上昇時に売り込んでいることを示唆している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派は、1,150ドルまで価格を引き下げようとするだろう。このサポートが下抜けてしまえば、ETH/USDTペアは弱気のヘッド&ショルダーパターンを完成し、1,075ドルまで急落する可能性があるため、注意が必要な重要なサポートとなる。

強気派は過去2回、このレベルの防衛に成功しており、今回もそうしようとするだろう。もし成功すれば、ETHは1,075ドルと1,352ドルの間のレンジ相場を数日間さらに続くことになるだろう。

一方、弱気派が1,075ドル以下に押し下げれば、心理的に重要なレベルである1,000ドルにまで下落し、その後パターンターゲットの948ドルまで下落する恐れがある。

XRP/USDT

XRPは、12月29日に対称トライアングルのサポートラインから反発したが、強気派は回復を開始することが出来なかった。弱気派は主導権を維持し、12月30日に再び価格をサポートラインにまで引き下げた。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

両移動平均線は下降しており、相対力指数(RSI)は39を下回っていることから、弱気派で優勢であるとみられる。価格がサポートラインを下回った場合、弱気派が強気派を圧倒したことを示すことになる。その場合、XRP/USDTペアは、0.29ドル付近の6月の安値を再び試す展開となるだろう。

逆に、現在の水準から反発した場合、強気派は20日間EMA(0.36ドル)以上にXRPを押し上げようとするだろう。そうなれば、XRPはトライアングルのレジスタンスラインまで上昇する可能性がある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

 

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