ビットコイン価格分析
ビットコインは12月29日に20日間指数平滑移動平均線(42,597ドル)を下回ったが、上昇トライアングルパターン内で取引を続けている。

相対力指数(RSI)は中間点近くに低下しており、強気の勢いが弱まっていることを示している。買い手は価格を44,700ドル以上に押し上げてトライアングルを完了し、主導権を取り戻す必要がある。その後、BTC/USDTペアはパターンの目標である49,178ドルまで上昇する可能性がある。
逆に、トライアングルをした抜けた場合、強気のセットアップが無効になる。そうなれば、売りが加速し、BTCは50日間単純移動平均線(40,295ドル)まで下落する恐れがある。強気派はこの水準で下落を食い止めようとするが、それに失敗した場合、次のサポートレベルは37,980ドルになる可能性が高い。
イーサ価格分析
イーサ(ETH)は12月27日に下降トライアングルパターンを上回り、12月28日に次の上昇トレンドの開始を試みた。

しかし、弱気派は諦める気はないようだ。彼らは2,445ドルで売り、価格を2,403ドル以下に引き戻した。ETH価格はチャンネルのブレイクアウトレベルまで下がり、そこで買い手が介入した。これは強気派がそのレベルをサポートに反転させようとしていることを示している。
そうであれば、ETH/USDTペアは上昇トレンドを再開しようとするだろう。上昇側の目標は3,000ドルだ。
一方、弱気派は別の計画を持っている可能性がある。彼らは価格を20日間EMA(2,269ドル)以下に引き下げ、チャンネルのサポートライン付近である2,000ドルまで下落させようとするだろう。
ソラナ価格分析
ソラナ(SOL)は12月29日に96ドルの50%フィボナッチリトレースメントレベルから上昇した。これは市場のセンチメントがポジティブであり、トレーダーが下落時に押し目買いしていることを示している。

両方の移動平均は上向きであり、RSIがポジティブの領域にあることから、強気派のほうが優位であることを示唆している。SOL/USDTペアは最近の高値である126ドルまで上昇する可能性があり、そこで強気派は弱気派による強い売りに直面する可能性が高い。強気派がこのハードルを乗り越えることができれば、ペアは156ドルまで跳ね上がるかもしれない。
弱気派は価格を20日間EMA(92ドル)以下に引き下げ、短期的なトレンドの変化を示す必要がある。その後、SOLは50日間SMA(71ドル)まで下落する恐れがある。
XRP価格分析
XRPは12月28日に上昇を試みたが、強気派は下降トレンドラインのハードルを突破することができなかった。

XRP価格は過去数日間、移動平均線付近で取引されており、これは強気派と弱気派の間で拮抗していることを示唆している。フラットな移動平均線と中間点近くのRSIは、XRP/USDTペアが0.56ドルから0.67ドルのレンジ内にもうしばらく留まる可能性があることを示唆している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自分でリサーチを行って決定してください。