ビットコイン価格分析

ビットコインは44,700ドルのレジスタンスラインに到達したが、そこでは弱気派が厳しく抵抗をしている。強気派にとってポジティブな点は、弱気派にそれほど譲っていないことである。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

右肩上がりの移動平均線は強気派が有利なことを示しているが、相対強度指数(RSI)のネガティブ・ダイバージェンスは注意を要する。弱気の最初の兆候は、20日間指数平滑移動平均線(EMA、42,103ドル)を下回って終値を付けることだ。その場合、BTC/USDTペアは37,980ドルまで下落する可能性がある。

逆に、現在のレベルもしくは20日間EMAから価格が上昇し、44,700ドルを超えると、上昇トレンドの次のフェーズの始まりを示すことになる。BTCは48,000ドルへ、そして最終的には50,000ドルへと急騰する可能性がある。

イーサ価格分析

強気派は12月21日にイーサ(ETH)を20日間EMA(2,221ドル)以上に押し上げ、調整が終了した可能性が示された。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

ETH価格が2,332ドルを上回り続ける場合、次の目標は2,403ドルの52週間ぶり高値となる可能性がある。これは弱気派の抵抗が予想される重要なゾーンであり、ここを超えて終値を付けることができれば、上昇トレンドの次のフェーズが始まるかもしれない。その場合、ETH/USDTペアは3,000ドルへ上昇する可能性がある。

それに対し、価格がレジスタンスラインから下落した場合、ETHは2,200ドルの重要なサポートを再び試す展開となるだろう。弱気派は価格を2,200ドル以下に引き下げ、維持することで強気派を弱体化させる必要がある。

XRP価格分析

XRPは0.56ドルと0.74ドルの間で揺れ動いており、強気派と弱気派の間の不確実性を示している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

移動平均線はフラット化しており、RSIは中間点近くにあり、レンジ内の動きがさらに数日間続く可能性があることを示唆している。強気派が価格を移動平均線以上に押し上げると、XRPは0.67ドルへ、その後0.74ドルへと急騰する可能性がある。弱気派はこのレベルで強く抵抗すると予想される。

逆に、XRP価格が移動平均線から下落した場合、それは弱気派が優勢であることを示唆するものだ。その場合、XRP/USDTペアは0.56ドルの重要なサポートへ下落する恐れがある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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