BTC/USDT

ビットコインは11月30日に下降トライアングルと20日間指数平滑移動平均線(16,949ドル)を超えて急騰した。これは、下落トレンドが終了する可能性を示す最初の兆候だ。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

20日間EMAはフラットで、相対力指数(RSI)はちょうど中間点を下回っている。これは需要と供給との間で力が均衡していることを示している。17,622ドルの直上のレジスタンスより上に価格を押し上げることができれば、この均衡は強気派に有利に働くだろう。

強気派が17,622ドル以上を維持できた場合、BTC/USDTペアは勢いを取り戻し、50日間単純移動平均線(18,349ドル)まで上昇する可能性がある。ここは再びレジスタンスとして機能するだろう。ここを突破できれば、その後BTCは21,500ドルに向けて上昇し始めるだろう。

逆に17,622ドルを超えることができなければ、しばらくはレンジ相場が続くことになるだろう。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は下降チャネルパターン内での取引が続いているが、強気派は有利に傾けようと試みている。強気派は、11月30日に20日間EMA(1,245ドル)を上回り、高値で需要があることを示した。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派は再び50日間SMA(1,335ドル)で回復を食い止めようとするだろうが、これを上抜ける可能性もある。その場合、ETH/USDTペアは、チャンネルのレジスタンスラインまで上昇するだろう。このレベルは、強気派にとって強固なハードルとなる可能性がある。

逆に、50日間SMAを上抜けなかったことで、弱気派が20日間EMA以下に引きずり下ろすきっかけを作る可能性もある。その場合、ETHは直近の上昇分を帳消しにしてしまい、1,151ドルまで下落する恐れがある。

XRP/USDT

XRPは、11月30日と12月1日に再び0.41ドルの直上のレジスタンスを上抜けできず、弱気派がこの水準で強力に抵抗していることを示している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

XRP/USDTペアは20日間EMA(0.40ドル)を下回り、弱気派はこれから0.37ドル以下に価格を引き下げようとするだろう。もしそうなれば、ペアは0.30ドルから0.41ドルの大きなレンジ内での値動きがさらに数日間続くことになるだろう・

逆に、XRP価格が現在のレベルまたは0.37ドルから上昇に転じた場合、それは下値での買いを示すものだ。強気派はその後、50日間SMA(0.43ドル)を上回り、0.51ドルへの上昇を開始しようとするだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

 

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