BTC/USD

弱気派は過去数日間で、ビットコイン(BTC)を20日間指数平滑移動平均線(13,057ドル)に沈めることすらできなかった。これは、強気派が急いで利益を確定していないことを示唆している。これにより、14,259ドルの2020年の新しい最高値まで押し上げることになった、買いを引き付けた可能性がある。

出典: TradingView

移動平均線は上昇しており、相対力指数(RSI)は買われ過ぎの領域にある。これは強気派が主導権を持っていることを示唆している。強気派が14,102ドル以上を維持できれば、次の上昇フェーズが始まる可能性がある。次の主要なレジスタンスは16,200ドル付近だ。

ただし、RSIはネガティブダイバージェンスの兆候を示しており、これは一般的に勢いが弱まっていることを示す兆候として機能する。しかし、上昇トレンドが強力で、価格が下がらなければ、これが偽のシグナルだったといういことになる可能性もある。

BTC価格が現在のレベルから反落し、BTCが20日間EMAを下回った場合、この強気の見方は無効となる。

そうなった場合、弱気派が復権したことを示唆しており、BTCが12,460ドルのサポートを下回った場合、弱気派が力を得ることになるだろう。

ETH/USD

強気派は11月3日に上昇トレンドラインへの反落時に買いを入れ、その後、下降トレンドラインと395ドルのレジスタンスを突破した。これは、イーサリアム(ETH)の短期的な調整が終わった可能性があることを示唆している。

出典: TradingView

20日間EMA(388ドル)は上昇し始めており、RSIはポジティブな領域にある。これは強気派が優勢であることを示唆している。強気派がETHを420ドル以上に押し上げることができれば、上昇ラリーは450ドル、さらに488.134ドルまで拡大する可能性がある。

この強気の見方は、ETHが現在のレベルもしくは直上のレジスタンスから反落し、50日間SMA(372ドル)を下回った場合には無効となる。

XRP/USD

強気派は11月3日に再び0.2295ドルのサポートへの反落時に買いを入れたが、移動平均線を超えてXRPを押し上げることはできなかった。これは、弱気派がこのレジスタンスを積極的に防衛していることを示唆している。

 出典: TradingView

20日間EMA(0.244ドル)は下降気味であり、RSIはネガティブな領域にある。これは弱気派の方が優勢であることを示唆している。

XRP価格が0.2295ドル以下に下落してしまえば、XRPが0.219712ドルまで下落する恐れがある。このサポートを下抜けてしまうと、下落トレンドが再開してしまうだろう。その場合、次のサポートは0.19ドルとなる。

逆い、XRPが現在の価格から反発し、移動平均線を上回った場合、さらに数日間はレンジ内での値動きとなる可能性がある。

BCH/USD

ビットコインキャッシュ(BCH)は11月3日に231.93ドルから急落したが、ローソク足が長い下ヒゲtなっているように、強気派はこの反落時に押し目買いを行った。足元でも、強気派は230.90ドルへの下落で買いを入れている。

出典: TradingView

この強い反発は、強気派が231.93ドルのサポートを積極的に防衛していることを示している。しかし、20日間EMA(255ドル)は下降気味であり、RSIは42以下となっている。これは弱気派の方が主導権を握っていることを示唆している。

したがって、弱気派が20日EMAへの上昇ラリーで売りを行う可能性がある。BCHが現在の価格もしくは直上のレジスタンスから下落し、231.93ドルを下抜けた場合、210ドル、さらに200ドルまで下落する恐れがある。

逆に、BCHが勢いを増し、20日間EMAを上回った場合、この弱気な見方は無効となる。そうなった場合、BCHは272ドル~280ドルのレジスタンスゾーンまで上昇する可能性がある。

LTC/USD

強気派は11月3日にライトコイン(LTC)を51.2027ドルへの反落時に積極的に買いを入れた。また足元でも51.6109ドルへの反落時に買いを行ったようだ。これは、強気派が52.36~51ドルのサポートゾーンを守っていることを示唆している。

 出典: TradingView

強気派が20日間EMA(53ドル)以上を維持できた場合、56.50ドルへの上昇も見込めるだろう。ただし、20日間EMAはフラットであり、RSIは中間のすぐ上に位置している。これは強気派と弱気派のバランスが拮抗していることを示唆している。

LTCが現在のレベルから反落した場合、弱気派は再び価格をサポートゾーン以下に沈めようとするだろう。これが成功した場合、売りが激しくなる可能性があり、LTCは次のサポートである46ドルまで下落する恐れがある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています

 

【PR】コインテレグラフのレギュラーコメンテーター「トシムリン」が運営する「仮想通貨研究所LINE」の登録はこちらから!トレードにおける情報や「ツボ」と「コツ」を手に入れよう。

トシムリン仮想通貨研究所