BTC/USD
ビットコイン(BTC)は11月25日に19,458.56ドルから下落し、11月26日に売りが激化したため、BTC価格は10月8日以来はじめて20日間指数平滑移動平均線(17,048ドル)を下回った。

強気派は11月26日に38.2%フィボナッチリトレースメントレベルである16,049.61ドルを防衛したが、20日間EMAを超えるのに苦戦している。これはトレーダーが回復すれば売りを行っていることを示唆している。
弱気派が16,049.61ドル以下に価格を下落させた場合、次のサポートは50%リトレースメントレベルである14,996.59ドルになる可能性が高い。ここは50日間単純移動平均線が位置する14,535ドル付近でもある。強気派はこのレベルを積極的に防衛するだろう。
20日間EMAは横ばいとなっており、相対力指数(RSI)は中間付近にあり、短期的にはレンジが形成されることを示唆している。
ETH/USD
イーサリアム(ETH)は、トレーダーが利益を確定させたため、11月24日に直上の強固なレジスタンスである625ドルから下落した。11月26日には売りが激化し、ETHは38.2%フィボナッチリトレースメントレベルである526.348ドル、20日間EMAが位置する504ドルを下回った。

11月26日のローソク足のヒゲが長くなったことからわかるように、強気派は488.134ドルへの下落時に押し目買いをしたようだ。しかし、トレーダーが回復時に売却しており、強気派は回復を維持するのに苦戦している。
弱気派は488.134ドル以下にETHを下落させた場合、61.8%フィボナッチリトレースメントレベルである466.755ドルまで下落する懸念がある。このサポートも下抜けてしまえば、弱気派が有利な状況にシフトするだろう。
逆に、現在の価格帯から強力に回復すれば、より安値では需要があることを示唆し、数日間はETHがレンジ内での値動きとなる可能性がある。
XRP/USD
11月25日にXRPは前日比でマイナスとなった。これは数日間の急激な上昇の後、トレーダーが利益を確定させたことを示している。

XRPは11月26日に61.8%フィボナッチリトレースメントレベルである0.438968ドルに急落したが、ローソク足の長い下ヒゲは安値で押し目買いがあったことを示している。
しかし、弱気派がギブアップする可能性は低いだろう。弱気派は売りを行い、ローソク足はコマのパターンとなっており、これは次の動きがあるまで数日間は保ち合いとなる可能性を示唆している。
BCH/USD
ビットコインキャッシュ(BCH)は11月25日と26日に急落し、11月20日に始まった上昇トレンドから100%のリトレースメントが完了した。

強気派は11月26日に押し目買いをしたが、BCH価格は20日間EMA(277ドル)から下落した。これは、センチメントが押し目買いから上昇での売りに変わったことを示唆している。
弱気派は、価格を231ドルのサポート以下に引き下げようとしている。その場合、BCHが200ドルまで下落する恐れがある。逆に、強気派が価格を280ドル以上に押し上げれば、300ドルまで上昇する可能性がある。
LTC/USD
ライトコイン(LTC)は11月25日に急落した。これは強気派による利益確定と、弱気派による売りが発生したことを示唆している。

LTCが38.2%フィボナッチリトレースメントレベルである75.943ドルもしくは20日間EMA(73ドル)から反発しなかったことは、強気派が押し目買いをしなかったことを示している。
LTCは26日に61.8%フィボナッチリトレースメントレベルの64.8317ドルから反発したが、強気派は20日間EMA以上に価格を押し上げることができなかった。
LTC価格が64ドルを下回った場合、50日間SMA(60ドル)まで下落する恐れがある。逆に、強気派が20日間EMA以上にLTCを押し上げることができれば、数日間はレンジ内での値動きとなるだろう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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