BTC / USDT

ビットコインは11月17日に50日間単純移動平均(SMA)である59,718ドルで反発したが、強気派が価格を20日間指数移動平均(EMA)である61,696ドル以上に押し上げることができなかった。これはより高値では買いが枯渇してしまったことを示すものだ。

BTC / USDT日足チャート。出典:TradingView

BTCは11月18日に50日間SMAを下抜けて急落した。移動平均線は弱気のクロスオーバーの兆候を示しており、相対力指数(RSI)はネガティブの領域にある。これは弱気派が主導権を握っていることを示唆している。

強気派が移動平均線以上にBTC価格を押し上げることできなければ、売りの動きが強まり、ビットコインは52,500ドル~50,000ドルのサポートゾーンにまで下落する恐れがある。

逆に、強気派が移動平均線以上にBTC価格を押し上げた場合、BTCは下降トレンドラインにまで上昇するだろう。ここはレジスタンスとして機能する可能性があるが、強気派が価格をそれ以上に押し上げることができれば、BTCは67,000ドル~69,000ドルで直上のレジスタンスゾーンにまで上昇できるだろう。

ETH / USDT

イーサリアム(ETH)は11月17日に50日間SMA(4,082ドル)から反発したが、強気派は20日間EMA(4,387ドル)のレジスタンスを突破することができなかった。11月18日には売りの動きが強まり、ETH価格は50日間SMAを下回ってしまった。

ETH / USDT日足チャート。出典:TradingView

弱気派は売り圧力を維持することができず、それは攻撃的な強気派からの強い買いを引き付けたようだ。強気派は11月19日にETH価格を50日間SMAにまで押し戻し、ETH が20日間EMAにまで到達する可能性がある。そうなれば、弱気派は再び激しい抵抗をすることになるだろう。

ETH価格が20日間EMAから反落した場合、弱気派はETHを3,956.44ドル以下に引き下げようとするだろう。その場合、3,371ドルまで下落する恐れがある。または、20日間EMAを上抜けて、それを維持できれば、調整フェーズが終了したことを示すものになるだろう。その後、ETHは史上最高値を再び更新しようと試みるだろう。

XRP / USDT

強気派は11月18日にリップル(XRP)を移動平均線以上に押し上げたが、ローソク足の長い上ヒゲは高値で売りに直面したことを示している。XRP価格は、強気派が防衛しようとする1ドルの心理的サポートにまで下落した。

XRP / USDT日足チャート。出典:TradingView

現在のレベルからの反発すれば、移動平均線近くで再び強い売りに直面する恐れがある。XRP価格が20日間EMA(1.13ドル)から反落した場合、弱気派はXRPを1ドル以下に沈めようとするだろう。

弱気派がそれをやってのければ、XRPは0.85ドルの次のサポートにまで値を下げる恐れがある。このサポートを下回ってしまえば、売りが加速してしまう可能性がある。

逆に、強気派が移動平均線以上にXRP価格を押し上げ、それを維持できたならば、XRPは1.24ドルの直上のレジスタンスにまで上昇できるだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

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