BTC/USDT

ビットコインは11月9日に6月の安値である17,622ドルを割り込んだ。これは、下降トレンドの再開を意味する。10日に強気派は力強い回復を試みたが、その努力は17,622ドル以上での激しい売りで拒否された。これは、弱気派がこのレベルをレジスタンスに反転させたことを示唆している。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

20日指数移動平均線(18,271ドル)は下降に転じ、相対力指数(RSI)はマイナス領域にある。これは、弱気派が優勢であることを示唆している。

17,622ドル以下を維持した場合、15,588ドルを割り込む見通しが強まる。そうなれば、BTC/USDTペアは12,200ドルまで下落幅を拡大する可能性がある。

この想定に反して、価格が上昇に転じ、20日EMAを上抜けた場合、下値に強い需要があることを示し、価格は20,000ドルの心理的水準に挑戦するだろう。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は、過去数週間、下降チャネルパターン内で下落を続けている。11月4日にチャネルを上抜けできなかったことで、短期トレーダーによる利益確定が行われた可能性がある。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

10日のサポートラインへの押し目では、強気派が積極的に買いを入れたが、50日単純移動平均線(1372ドル)付近でリリーフラリーが霧散した。このことは、弱気派が高値で売っていることを示唆している。

弱気派は再びチャネルの下に価格を沈めようと努力するだろう。そうなれば、売りが強まり、ETH/USDTペアは1,000ドルまで下落する可能性がある。上昇するには、買い手が価格を移動平均線より上に押し上げる必要がある。その場合、価格はダウントレンドラインまで上昇するだろう。

XRP/USDT

XRPは、11月8日に0.41ドルから0.30ドルのレンジに再突入し、高値での需要がないことを示した。11月9日にも売りが続き、0.32ドルまで下落した。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

買い手は押し目買いで、価格を0.41ドル以上に押し戻そうとしたが、弱気派は譲らなかった。これは、弱気派が0.41ドルレベルをレジスタンスに反転させたことを示唆している。弱気派は再び0.30ドルの重要なサポートに価格を押し戻そうとするだろう。

この水準を下回ると下降トレンドの再開を示唆することになるため、この水準は強気派にとって重要な防衛ラインだ。上昇局面では、0.41ドルを上抜けして終値でクローズすることが最初の強さのサインとなる。その後、XRP/USDTペアは50日SMA (0.45 ドル) まで上昇する可能性がある。