BTC/USDT
ビットコインは10月7日に20日指数移動平均(EMA:19,584ドル)を割り込み、その後10月8日から10日にかけて同レベルの防衛に成功した。売り手は、価格を上昇トレンドラインの下に引き込むことで、さらにポジションを強化しようとしている。

弱気派がそれに成功した場合、BTC/USDTペアは18,125ドルから17,622ドルのサポートゾーンに下落する可能性がある。買い手はこのゾーンを全力で守る可能性が高く、それに失敗した場合、次の下降トレンドが開始する。その場合、同ペアは15,000ドルまで急落するかもしれない。
反対に、価格が上昇トレンドラインから反発した場合、強気派は価格を移動平均線の上に押し上げ、ダウントレンドラインに挑戦しようとする。このレベルをブレイクし、終値で上回れば、弱気派の支配が弱まったことを示す最初の兆候となる。そして同ペアは、22,800ドルへの上昇を試みる。
ETH/USDT
イーサは、20日EMA(1,351ドル)を上回ることができず、苦戦している。これは、弱気派が上昇時に売っていることを示唆しており、1220ドルの強力なサポートまで価格を沈めようとしている。

徐々に下降する20日EMAとマイナス圏にある相対力指数(RSI)は、弱気派にとって有利であることを示している。価格が1220ドルを割り込んだ場合、売りが強まり、ETH/USDTペアは下降チャネルパターンのサポートラインまで下落する。
逆に、現在のレベルから上昇に転じ、20日EMAを上抜けると、ペアは1,410ドルまで上昇する可能性がある。トレンド転換の可能性を示唆するためには、強気派はチャネルを上回る価格に押し上げ、維持する必要がある。
XRP/USDT
強気派はXRPを0.56ドルのオーバーヘッドレジスタンスの上に押し上げようとしたが、弱気派は譲らなかった。売り手は、20日EMA(0.47ドル)へ価格を引き込もうとしている。

買い手が優勢を維持したいのであれば、20日EMAでの押し目を買う必要がある。このサポートを力強く跳ね返した場合、0.56ドルを上抜ける可能性が高まる。そうなれば、同ペアは上昇トレンドを再開し、0.66ドルまで上昇する可能性がある。
価格が下降に転じ、20日EMAを割り込むと、このポジティブな見方は無効となる。その場合、XRP/USDTペアはブレイクアウトレベルの0.41ドルまで下落する可能性がある。このサポートからバウンスすると、ペアはしばらく0.41ドルと0.56ドルの間に留まるだろう。