BTC / USDT

レンジ内での値動きをしていたビットコインは、1月5日に45,456ドルの強力なサポートを下抜け、下落方向で保ち合いが解消された。これは、供給が需要を上回っていることを示唆するものだ。

BTC / USDT日足チャート。出典:TradingView

1月6日に42,500ドルのサポートを防衛しようとする試みがあったが、売りが続いたことで、BTC価格は次のサポートである39,600ドルにまで接近した。この下落により、相対力指数(RSI)で形成されていたポジティブダイバージェンスは無効となった。

下降している移動平均線と売られ過ぎの領域にあるRSIは、弱気派が主導権を握っていることを示している。弱気派がBTCを39,600ドル以下に抑え込んだ場合、BTCは30,000ドルにまで急落する恐れがある。

逆に、価格が39,600ドルから反発した場合、強気派は再びBTCを20日間指数移動平均線(EMA)である46,811ドル以上に押し上げようとするだろう。そうなれば、下降トレンドが終わろうとしていることを示す最初のサインとなるだろう。

50日間の単純移動平均(SMA)である50,610を上回って終値を付けることができれば、強気トレンドが回復したことになるだろう。

ETH / USDT

イーサリアム(ETH)は1月5日に20日間EMA(3,756ドル)から下落し、12月4日の日中安値である3,503.68ドルを下回った。これは、弱気派が再び力を取り戻したことを示唆するものだ。

ETH / USDT日足チャート。出典:TradingView

下降している移動平均線と売られ過ぎの領域にあるRSIは、弱気派が優勢であることを示している。弱気派が3,250ドル以下にETH価格を抑えることができた場合、下落はチャネルのサポートラインにまで及ぶ恐れがある。

強気派はこのレベルを防衛し、ETH価格をチャネルのレジスタンスラインにまで押し上げようと試みるだろう。チャンネルを上抜けて終値を付けることができれば、トレンドの変化を示すものになるだろう。

逆に、弱気派がチャネル以下にETH価格を下落させた場合、ETHは重要なサポートである2,652ドルにまで下落してしまう恐れがある。

XRP / USDT

リップル(XRP)は1月5日に0.75ドルのサポートを下回ったが、ローソク足の長い下ヒゲは強気派がこの下落で購入したことを示している。ただし、強気派は反発の動きを活かすことができなかった。

XRP / USDT日足チャート。出典:TradingView

XRPは1月8日にローソク足で同事線パターンを形成し、強気派は現在0.75ドル以下に価格を引き下げようとしている。そうなった場合、下落トレンドが再開し、XRPが0.60ドルにまで下落する恐れがあるだろう。

下降している移動平均線とネガティブな領域にあるRSIは、弱気派が主導権を握っていることを示唆している。逆に、XRP価格が現在のレベルから反発した場合、強気派はXRPを移動平均線以上に押し上げようとするだろう。

これが成功した場合、売り圧力が減少していることを示唆するものになるだろう。その後、XPRは1ドルにまで上昇する可能性が出てくる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

 

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