BTC/USDT

1月24日の下ヒゲから、下値では積極的な買いが入っていることがわかる。強気派による持続的な買いは、37,332.70ドルのレジスタンスの上に価格を押し上げた。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

BTC/USDTペアは今後、リリーフラリー時に強力なレジスタンスとして機能してきた20日指数移動平均線(40,438ドル)に到達する可能性がある。このレジスタンスから下降に転じた場合、弱気派は価格を32,917.17ドル以下に引き込もうとする。もし成功すれば、3万ドルの強力なサポートまで下落する可能性がある。

逆に、価格が20日EMAを上抜けした場合、50日単純移動平均線(44,935ドル)まで上昇する可能性が出てくる。このレジスタンスをブレイクして終値で上回れば、調整局面が終了したことを示す最初のサインとなる。その後、同ペアは200日SMA(48,750ドル)に挑戦するだろう。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は、当日のローソク足の下ヒゲからわかるように、1月24日に2159ドルから急激に跳ね返された。これは、強気派が下値で積極的に買っていることを示唆している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

持続的な買いにより、本日はチャネルに戻った。これは、強さの最初の兆候だ。買い手は今後、2652ドルのオーバーヘッドレジスタンスを上回り、価格を押し上げ、維持することを試みるだろう。

そうなれば、ETH/USDTペアは20日EMA(2966ドル)まで上昇する可能性がある。弱気派はこのレベルを守ろうとするだろう。

20日EMAから下降に転じた場合、センチメントがネガティブなままであり、トレーダーが上昇時に売っていることを示す。その場合、弱気派は価格を再び2,159ドル以下に引き込み、下落トレンドの再開を試みるだろう。

XRP/USDT

リップル(XRP)はここ数日、0.65ドルから0.54ドルの狭いレンジ内で取引されている。これは、強気派と弱気派の両方が安全策をとっており、大きな賭けを繰り広げていないことを示唆している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

下降する20日EMA(0.70ドル)と売られすぎ領域に近い相対力指数(RSI)は、弱気派が優位であることを示している。0.64ドルから下降に転じた場合、XRP/USDTペアは0.50ドルの心理的サポートに急落する可能性がある。

この想定に反して、強気派が0.64ドルを超えて価格を牽引した場合、20日EMAに挑戦する可能性がある。このレジスタンスをブレイクし、終値で上回れば、50日SMA(0.79ドル)へ到達するかもしれない。トレンドの変化の可能性を示すには、強気派はこのハードルをクリアする必要がある。

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。