オーストラリアのブロックチェーン電力企業パワーレッジャーは、ブロックチェーン基盤のデータ管理と決済システムを利用する250キロワット(kW)の太陽光発電システムを購入した。1月13日にプレスリリースで述べた。

同国のクリーンエネルギーのコンサルタントやプロジェクト開発を手掛ける会社「パーダマン・アドバンスド・エネルギー」から購入した。同システムは、西オーストラリア州のマディントンに設置し、再生可能なエネルギー取引の透明性を高める目的で、電力購入契約(PPA)を統合する。

生成されたエネルギーの購入や消費などの監査証跡にブロックチェーンを使用する。同社は、会計の潜在的なエラーも防ぐことができると期待する。

また、PPAとは別に、大規模なエネルギー生成の証明書の自動生成とトークン化も計画している。同国の市場消費者らがエネルギーをリアルタイムで売買できることを目指すエネルギー市場に向けた新たな戦略の一環だとされる。

クリーン・エネルギー・カウンシルのデータによると、2019年初めまでのオーストラリアの総電気生成量の21%以上がクリーンエネルギーだとされる。同年に38件の再生可能エネルギープロジェクトが完了している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン