米サンフランシスコ拠点のフィンテック企業フィギュア・テクノロジーズは、シリーズCの資金調達ラウンドを完了し、総調達額が250億円超となった。12月5日にプレスリリースで発表した。また仮想通貨投資会社モルガン・クリーク・デジタルの創業者で、著名なビットコイン強気派であるアンソニー・ポンプリアーノ氏(通称ポンプ)がフィギュアの取締役会に参加する。

フィギュアは先日、シリーズCラウンドの目標総額1億300万ドル(約112億円)のうち5800万ドル(約63億円)を調達していた。今回、同ラウンドの完了を発表。同社の総調達額は2億2500万ドル(約250億円)を超え、評価額は現在12億ドル(約1300億円)相当だとされる。

今回の資金調達には、モルガン・クリーク・デジタル他、三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)傘下の三菱UFJイノベーション・パートナーズ、DCM、デジタル・カレンシー・グループ、HCMキャピタル、リビット・キャピタル、RPMベンチャーズ、DSRグローバルのザ・パートナーズなどが参加した。

フィギュア共同創設者のマイク・キャグニー氏は、米国内外での金融業界における貸付、借入、投資サービスへのブロックチェーン技術適応に必要なリソースを確保できると述べている。

また、ポンプリアーノ氏は、フィギュアがブロックチェーンを活用し、金融と貸付市場に革新をもたらすと強調する。

「ブロックチェーン技術を活用して、貸出のスピード、効率性、そしてコスト削減を促進する。フィギュアは貸出プロセスに固有の無駄と時間の浪費を排除することになる」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン