ストック・フロー比率によるビットコイン価格予測モデルを開発したPlan Bが、2021年のクリスマスまでにビットコインが10万ドルに到達すると予想した。
グローバル・マクロ・インベスター創業者ラウル・パル氏のインタビューに答えたPlan Bは、来年5月の半減期をきっかけにビットコインが上昇し、2021年のクリスマス前に10万ドルに到達すると予測した。
「半減期後の1年か1年半の間、つまり2021年のクリスマス前にはビットコインは10万ドルを超えているはずだ」
半減期では、ブロックを作成するマイナーに対する報酬が半減される。ビットコインのマイナーへの報酬は1ブロックあたり50BTCで始まり、これまで2回半減が行われた。
半減期は需給の引き締まりからビットコイン上昇圧力と考えられているが、最近市場関係者からは「すでに織り込まれている」といった声が出ていた。
Plan Bは半減期について、「多くの人が待っており、明らかにかなり面白いイベントになる」と述べた。
半減期の効果を疑問視する人々に対して反論も出ている。
例えば、投資家のアリスター・ミルン氏は、現在の価格(8200ドル)の場合、半減期によって1週間あたり5170万ドル(約56億円)分のビットコインが売り手から無くなると計算した。
ストック・フロー比率を使ったビットコインのモデル価格は、ビットコインのストック(1800万BTCの流通量)とフロー(1年に65万7000BTC)に加えてサトシ・ナカモトが持っているとされる100万BTCを考慮に入れて計算される。
2021年クリスマスの時には、「ストック・フロー比率(1日)」は10万1966ドルを指している。
(出典:digitalik 「ストック・フロー比率(1日)(紫)とストック・フロー比率(365日)(緑)」)