ピューリサーチが公開した調査によると、米国人の約16%が何らかの形で仮想通貨に投資や取引、もしくは使用したことがある。この数は18~29歳の層になると31%に跳ね上がり、さらにこの年齢層の男性だと43%に増加する。この調査では黒人、ヒスパニック系、アジア系になると、白人である場合よりも、仮想通貨に投資した可能性が高かった。この調査は、1万371人の成人が対象となった。

調査対象者には、まず仮想通貨について聞いたことがあるかどうを聞いた。回答者のほぼ4分の1(24%)が仮想通貨について多くのことを聞いたことがあると述べ、3分の2近く(62%)がある程度聞いたことがあると述べた。13%が仮想通貨について何も聞いたことないと答えた。

アジア系米国人は、仮想通貨について多くのことを知っていると回答する率が高かった(43%)。ほかの人種グループでは25~29%が仮想通貨について非常に精通していると回答した。

仮想通貨に投資している割合は、所得階層間では大きな変化はなかったが、仮想通貨について高い知識を持っていると答える割合は収入に比例して増加している。また仮想通貨投資のケースと同じように、若者と男性のグループの方がより割合が増えている。

2015年にピューリサーチは同様の調査を行っており、その際には仮想通貨ではなくビットコインについて尋ねている。当時ビットコインに投資したと答えたのはわずか1%であり、ビットコインについて聞いたことがあると答えたのは48%だった。ビットコインについて聞いたことがあると回答した層は、高収入の白人男性に偏っていたという。