決済大手のペイパルは8日、イスラエルを拠点する仮想通貨カストディ企業のCurvを買収したと発表した。金額は非公表。

ペイパルによると、仮想通貨やデジタル資産をサポートする取り組みの一環だという。買収は2021年第3四半期までに完了する見込み。

Curvの買収に関してはすでにイスラエルのメディア「Calcalist」が2億〜3億ドルで売却された可能性があると報じていた。

既報のように、Curvの買収を、分散型金融Curve Financeが買収されると勘違いした投資家がCurve FinanceのネイティブトークンであるCRVに殺到し、CRVが急騰するという事態が起きた。

CRV価格はペイパルの買収日王道の1時間で10%上昇した。

ペイパルは2020年10月に、仮想通貨に対応すると発表。現在は米国居住者がペイパルのプラットフォームを使って仮想通貨を売買することが可能だ。同社は近く英国でもサービスを展開すると明らかにしている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン