米・仮想通貨取引プラットフォーム、アドバイザー職にSEC元委員長など迎える

 米国の機関投資家向けの仮想通貨取引プラットフォームであるオムニエックスが7日、アドバイザーとして米国証券取引委員会(SEC)の元委員長など規制機関の元重役を迎えると発表した。仮想通貨業界への機関投資家のさらなる参入を見越して、規制当局にうまく対応することが狙いとみられる

 オムニエックスがアドバイザーとして迎えるのは、元SECの委員長アーサー・レビット氏米連邦預金保険公社(FDIC)の前議長であるシェイラ・ブレア氏。この他、戦略的なパートナーシップを組む責任者としてトムソン・ロイターの元キャピタル・マーケッツ部門長を雇った他、最高コンプライアンス責任者(CCO)にハイ・フリークエンシー・トレード(HFT)を手掛けるKCGの元幹部を採用した。

 オムニエックスは、2017年に米銀ステート・ストリートの元行員2人が立ち上げた機関投資家向けの仮想通貨取引プラットフォーム。ウィックロー・キャピタル、シエラ・ベンチャーズ、などから合わせて1000万ドルの資金調達をしている。

 ブレア氏は、仮想通貨業界は「革新的でグローバルな資産クラス」になれるが、現在はまだ「初期」だとした上で今後、規制当局とどう折り合いをつけるかが大事だと話した。

「オムニエックスのような技術は、規制当局が懸念している強固な市場インフラの不足に対応できると考えている。機関投資家がリスクマネージメント上でも必要になるだろう」

 ブレア氏は1月、「米連邦政府はビットコインを禁止するべきではないが規制強化は必要」という見方を示していた。

 元SEC委員長のレビット氏は、ビットペイやソフィなど複数の企業でアドバイザー職に就いている。

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