OmiseGoがシンガポールのライドシェアアプリと提携 ブロックチェーンソリューションを検証

イーサリアム系の決済プラットフォームであるOmiseGoとブロックチェーンプロトコル「Mass Vehicle Ledger(MVL)」がブロックチェ―ン技術を研究するために提携することを明らかにした。MVLはシンガポールの人気タクシーアプリ「TADA」を提供する会社だ。

MVLとOmiseGoは、分散型OMGネットワークがMVLのデータ記録管理システムに適しているかどうかを確認するために、PoC(概念実証)を展開する予定だ。 PoCを行う際、MVLはTADAから収集したデータをOMGプラットフォーム上に記録する。

両社はさらに、TADAのサービスへのブロックチェーン技術活用に向け、さらなる技術協力と共同研究を行う。

11月7日、MVLはシンガポールの陸上交通庁からタクシー業の認可を取得、これにより新たなタクシー予約サービス「TADAタクシー」のローンチが可能となった。ビジネスインサイダーによると、地元タクシー会社の提携を通じ、すでに2000人以上のタクシー運転手がMVLのアプリに参加しているという。

他のタクシー会社や配車サービス会社も、自分たちのビジネスモデルにブロックチェーン技術を導入することを検討中だ。 5月には、中国の配車サービス会社、快的打車の創始者である陳衛星氏が、ブロックチェーン技術を用いた配車アプリを開発する計画を明らかにしている。なお、同社ではあわせて配達サービスアプリを提供する可能性があることを同氏は付け加えていた。

また、自動車産業も、人工知能やブロックチェーンといった新技術を導入することに強い関心を示している。IOTAとフォルクスワーゲンは、昨年6月にドイツで行われたIT関連見本市CEBIT(セビット)2018にて、IOTAの「タングル」システムを使用した自動運転車向けの概念実証(PoC)のデモンストレーションを行っている

大手自動車メーカーのダイムラーも、スピードを抑えて走行するなど環境に配慮した運転を心がける運転手に報酬として与えるための、ブロックチェーンをベースとした独自の仮想通貨「モビコイン」を発表している