ニューヨーク拠点のeコマースプロバイダーのOLBグループは、販売店やユーザーが仮想通貨を使った決済に対応できるようになったことを明らかにした。

OLBに加盟する8500以上の店舗がビットコインやイーサリアム、USDC、DAIに対応する。ユーザーは、店舗やスマホを通じて仮想通貨で支払いが可能になる。支払いはSecurePayを通じて、仮想通貨を米ドルに換金して行われる。

今回の仮想通貨対応は新型コロナウイルスによって非接触での注文希望が増加したことが要因だという。

OLBグループのロニー・ヤコブCEOによると、決済ゲートウェイとPOS(販売時点情報管理)システムの連携はすでに普及しており、こうしたチャネルを使って仮想通貨決済を適用させることは容易であるとしている。

ヤコブ氏は仮想通貨決済について、今後普及する可能性は高いものの、まだ十分に活用されていないと見ている。

「仮想通貨決済の採用はまだ初期段階だ。しかし顧客が支払い方法に対応するために、仮想通貨決済を検討する加盟店の関心は高まっている」

さらにヤコブ氏は、特定の業界では仮想通貨決済に取り組みやすいのではないかと指摘する。

「仮想通貨取引はクレジットカード決済よりも手数料が低いために、宝石やB2B向けビジネス、不動産など高額な取引では、より早く採用が進むだろう」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン