インターコンチネンタル取引所が創設したデジタル資産プラットフォームのバックト(Bakkt)は20日、ビットコイン先物契約の取引開始日を2019年1月24日に延期すると発表した。当初は今年12月12日に取引を開始するとしていた

インターコンチネンタル取引所(ICE)は、ニューヨーク証券取引所など世界で23の取引所を運営している。ICEは8月にバックトの創設を発表した。バックトが手掛けるのは現物引き渡しのビットコイン先物で、 投資家が先物の指定受渡日に現物、つまりビットコインを受け取るものだ。

バックトは発表の中で、「バックトへの関心が高まり、必要な仕事をすべて行うことをを考え」た結果、19年月1月24日から始める予定にしたと説明している。1月24日には「参加者が1日目から取引できるようにする予定だ」と述べている。

バックトのケリー・ロフラーCEOは、今回の発表の中で「バックトのビットコイン先物契約とバックト・ウェアハウス(保管サービス)の徹底的な見直しを行っており、米商品先物取引委員会(CFTC)と緊密に協力している」と述べている。そして次のように付け加えている。

「これらの商品は、仮想通貨マーケットの重要な進化を意味している。よりアクセスしやすく、便利で認可された金融商品への進化だ」

また、今回の発表では、バックトがコールド・ストレージ内にビットコインに保険を掛けていることを明らかにし、さらに「バックト・ウェアハウスのアーキテクチャ内のウォーム・ウォレットにも保険も確保している」課程にあり、今後数週間で新機能を公表できるとしている。