仮想通貨投資企業のニューヨーク・デジタル・インベストメント・グループ(New York Digital Investment Group, NYDIG)のCEOであるロビー・ガットマン氏は、「ビットコインが大量に導入される瀬戸際にいる」と述べている。

100億ドル規模の資産運用会社ストーンリッジの共同創業者でもあるガットマン氏は、15日に放送されたポッドキャストで、NYDIGの戦略パートナーから、伝統的な金融のあり方を大きく変えるような大きな発表があると聞かされたと明らかにした。

「来週にはいくつかの企業から、業界を変革するような大きな発表が次々と出てくるだろう」

3月8日には、NYDIGはモルガン・スタンレーやニューヨーク・ライフ、マスミューチュアル、ソロス・ファンド・マネジメント、FSインベストメンツなど、複数の大手金融機関が主導する2億ドルの投資ラウンドを完了した。NYDIGのパートナーには、フィンテック企業のKasasa、Nymbys、Movenが含まれている。

ガットマン氏は具体的にどの企業から発表があるかは明らかにしなかったが、発表内容は多くの人にビットコインへのアクセスやサービスを提供するものである可能性を示唆した。

「(今回の発表は)既存の伝統的な金融情勢の中で、ビットコインの採用、ビットコインの利用可能性、ビットコインの製品とサービスにおいて、新しいポイントを示すことになる」

NYDIGは2月にビットコインETF(上場投資信託)立ち上げに向けて、米証券取引委員会(SEC)に書類を提出したことを明らかにした。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン