半導体大手エヌビディアが仮想通貨マイニングブームを見込んで積み上げた在庫の処分を今月末までに終える見込みだ。19日付のブルームバーグが報じた

仮想通貨マイニング業界が低迷する中、マイニングで使われるGPU(画像処理半導体)を生産するエヌビディアは打撃を受けていた。先日エヌビディアは、第4四半期(11月~1月)の売上高が減少した要因の一つに、「仮想通貨(ブーム)後の過剰な流通在庫」をあげていた

記事によると、エヌビディアは過剰な在庫を第1四半期(1-3月期)の終わりまでに処分する予定だと明かしたそうだ。

仮想通貨マイニングへの需要が高まる中、2016年から2018年9月までエヌビディアの時価総額は、140億ドルから1750億ドルに増加。昨年5月にエヌビディアは18年2~4月期の仮想通貨関連でのGPUの売上高が2億8900万ドルとなった発表した。

しかし、11月の第3四半期決算で仮想通貨マイニング目的での需要がなくなったことを明かし、ファンCEOは「仮想通貨後遺症(Crypto Hangover)が思っていたよりも長引いた」と述べた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Nvidia Expects to Finish Selling Leftover Inventory From Crypto Bear Market by Q1 2019