非営利のグローバルネットワーク「P2Pファンデーション」上にある、ビットコインの創設者であるサトシ・ナカモトと関連したアカウントが11月29日、たった1単語のステータスの更新を投稿した。
このアカウントは、2009年にビットコインの初期ペーパーの1つをP2Pにアップロードしたのと同じEメールアドレスsatoshin@gmx.comと紐づいたものだ。2010年後半にサトシ・ナカモトは表舞台から姿を消したが、その4年後にあたる2014年11月にこのEメールアドレスがハッキングされたともいわれている。
“Nour”とは
今回の投稿では、たった1単語 “Nour” とだけ書かれた。果たしてどんな意味なのか。
“nour” はアラビア語では「光(نور)」 という意味だ。また古代ヘブライ語でも「光」もしくは「火」という意味で、“נור,” “nour”という言葉がある。古代シリアで使われたアラム語の中にも同様の意味で “,נורא” “noura”という単語がある。この言葉はユダヤ教の祝祭である「ペサハ」で読まれる書物『ハッガーダー』の中で使われている。
ブラジル在住の人物に友達申請も
謎の4文字の言葉のほかに、サトシのアカウントは、Wagner Tamanahaというユーザー名の人物に友達申請をしている。このTamanaha氏のプロフィールを見ると、ブラジルのサンパウロ市にいるとなっている。Tamanaha氏はこの「友達申請」についてポルトガル語でツイートしている。
Parece que o Satoshi reapareceu e estou sendo investigado :-) https://t.co/Zvqzl9mM3C
— Steemit.com/@wagnertamanaha (@wtamanaha) 2018年11月30日
サトシがまた現れたようだ。そして僕が調査対象になっている :-)
Tamanaha氏のフェイスブックページやSteemitで投稿されている公開情報を見ると、彼は現在ブラジルの仮想通貨・ブロックチェーンのコミュニティで活動しているようだ。また彼のブログには「ブロックチェーン革命で到来するソーシャルネットワーク クリプトメディアSteemit」(2016年11月29日付)という記事が掲載されている。
サトシは誰か?ガージク氏の説
サトシ・ナカモトが忽然と姿を消したことは、ビットコインのホワイトペーパーの発明と同様、仮想通貨の世界の伝説の1つとなった。ビットコイン発明者の名前「サトシ」は、ビットコインの最小単位(1BTCの1億分の1)として今も使われている。
サトシが誰なのかは今なお論争の的となっており、様々な説が浮上している。自称サトシ・ナカモトことクレイグ・ライト氏はビットコインキャッシュのハードフォークを巡る争いと、その後の仮想通貨相場の急落で注目を集めたばかりだ。
ビットコインのパイオニアの1人であるジェフ・ガージク氏は11月、メディアのインタビューの中でサトシの正体について自説を披露している。ガージク氏は、サトシの主要な協力者の1人であり、ビットコインコードの「第三の貢献者」と言われている。彼は次のように語った。
「私は個人的には (サトシ・ナカモト氏は) フロリダのデイブ・クレイマン氏だと考えている。コーディングのスタイルが彼のものと一致するからだ」
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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