米国第7位の商業保険会社であるCNAファイナンシャルは、シュワブ・ストラテジック・トラストの2000万ドルの保険契約から非代替性トークン(NFT)の保証を除外した。

米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、CNAは、この契約が「NFTに関連する損失、損害、請求、事故、訴訟」をカバーしないという除外条項を添付した。この書類ではNFTを「何らかのデジタル台帳技術に接続された一意のデジタル識別子で、何らかのデジタル、有形、無形のアイテムの真正性や所有権を証明するために使用されるが、同等のアイテムと置き換えたり、交換することはできない」と定義した。この条項により、NFTに関連する損失は保険会社によってカバーされない。

ただNFTは保険契約から除外されているものの、この書類では「仮想通貨」がNFTの定義に含まれていないと明記した。

NFTは2021年の強気相場で人気を博し、さまざまな著名人や企業が参入した。しかし、数年後の今日、NFTは価格と取引量の急落を示している。ガス使用量の減少からNFTの市場環境が変わりつつあるとも指摘されている

NFTへの関心が落ち込んでいるにもかかわらず、一部の著名人や企業は引き続き参入を続けている。

9月4日、サッカースターのクリスティアーノ・ロナウド氏は、将来的にさらにNFTをリリースする計画があると語った

ロナウド氏以外にも、最近ではルフトハンザ航空がNFTをそのロイヤルティプログラムに導入した。8月31日、ルフトハンザ航空は、ユーザーが搭乗券をスキャンしてNFTを引き換えることができるNFTアプリを発表した。一度集められたNFTは、フライトのアップグレードやラウンジアクセスなどの特典を受ける資格を乗客に与える。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン