リップル社の事業部門責任者にモニカ・ロング氏が就任した。ロング氏は2013年にコミュニケーションディレクターとして入社し、昨年ブロックチェーン開発側のRippleXのゼネラルマネージャーから会社全体のゼネラルマネージャーに役割を拡大し、同社の金融ネットワークであるRippleNetを統括していた。

ロング氏は、この仮想通貨の冬の時期こそが成長の機会になるとコインテレグラフに語っている。

「事業部門責任者は、規模を拡大し続ける仕事だ。私たちは何度も(仮想通貨の)冬を乗り越えてきたが、今回は事業と顧客の成長で記録的な年になる」

このような環境の中で、「私たちはチームを成長させ続けている」とも述べている。

ロング氏がリップル社に入社したのは、社員が10人しかいなかった頃になる。同氏は、「リップルの旗艦製品」と評される同社のオンデマンド・リクイディティ・ソリューション(ODL)の開発を率先し、2018年にローンチした。リップル社は昨年、「リクイディティ・ハブ」という隣接サービスを追加しており、今後もそのサービスを拡大していくとロング氏は話す。昨年はRippleNetの決済量の60%以上がODLを経由して送られた。

RippleX側では、自動マーケットメーカーの仕様が今年中にバリデーターによる投票にかけられるとロング氏は述べた。