仮想通貨を担保にした現金借入を可能にする「マネートークン」。ロジャー・バー氏が顧問に就任したことが先月アナウンスされたばかりだが、今度はAIを使ったローン契約アシスタントについてのリリースを発表した。AIガール「アマンダ」がどのように仮想通貨担保のローン契約手続きを助けてくれるか見てみよう。
マネートークン(MoneyToken)がまた面白い発表をしている。
今度は、仮想通貨を担保にしたローン申請と承認を簡単にしてくれるAIアシスタント「アマンダ」のローンチについてだ。
マネートークンのアナウンスによると、アマンダはローン契約をサポートするだけでなく、借入状況のチェックや返済等を自動化してくれるという。
またそれだけでなく、ユーザーの質問に答えたり、トークン発行やそのほかマネートークンのプロジェクトに関する最新情報等も知らせてくれる機能をもつようだ。
マネートークンの共同創設者であるジェローム・マクギリヴレイ(Jerome MacGillivray)氏はアマンダの立ち上げについて次のようにコメントしている。
アマンダは、ブロックチェーンとAIが合流するという、驚くべきテクノロジーのフュージョンの始まりだ。マネートークンが打ち立てているエコシステムは仮想通貨担保のローンサービスを提供するのみならず、仮想通貨コミュニティ全体を次のレベルに引き上げるだろう。
アマンダは同プロジェクトの第二段階においてデモが公開となるという。
AI+仮想通貨+ローンの組み合わせが生む新たなエコシステムに期待したい。
ちなみにプレセールはあと数日で終わるとのことだ。
マネートークンが仮想通貨界にもたらす影響
「マネートークン」が仮想通貨市場に与える影響のポテンシャルは大きい。仮想通貨を担保に現金を借りることができれば、現金が必要な時に仮想通貨を売る必要がなくなる。そうなると一度「仮想通貨化」されたマネーは、二度と現金の世界に戻ってこなくなる可能性がある。特に仮想通貨の上昇相場では重宝されそうなサービスだ。
ゴールドマンやその他大手金融機関出身のチームが運営
「マネートークン」を開発するのは欧米金融機関出身のチームで、ゴールドマンサックス、プルーデンシャル、シティバンク等での経験を活かしプロダクト開発に取り組んでいるようだ。先月にはBitcoin.comを運営するロジャー・バー氏も顧問に就任している。