米国の送金大手マネーグラムは1日に第2四半期(4-6月期)の決算を発表しリップル社の決済システムxRapidを使うことで利益がアップすると期待していると述べた。

マネーグラムは、6月リップルと戦略的な提携関係を結び、リップル社から5000万ドル(約53億円)の出資を受けた

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xRapidは、仮想通貨XRPの利用が義務となるのが特徴だ。英国の送金業者マーキュリーFXは1月18日、xRapidを使って数秒で8万6633ペソ(約50万円)を英国からメキシコへ送金することに成功。SWIFT(国際銀行間金融通信協会)を使った送金と比較して、手数料79.17ポンド(約1万1200円)と31時間の節約に成功したとxRapidの成果を示した

マネーグラムは1日に発表した決算の中で、改めてリップル社との提携がもたらす効果に期待した

「商業的な合意によってマネーグラムは、リップルの仮想通貨であるXRPと同様に、リップルのxRapidブロックチェーン商品をクロスボーダー(国をまたいだ)決済で使えるようになる。これによって現在必要な資本額を削減し、さらなる利益とキャッシュフローが生まれる可能性があると我々は期待している

マネーグラムのアレックス・ホームズCEOは7月、リップルとの提携について「完璧な結婚だ」評価し、「パートナーシップについてこれ以上喜べないくらい満足している」と話していた

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