仮想通貨モネロ(XMR)が先週、他人のパソコンを乗っ取り仮想通貨を手に入れるクリプトジャッキングに使われるマルウェアなどへの対処法について利用者を啓蒙するためサイトを立ち上げたと発表した。匿名通貨のモネロはマイニングが容易にできることでも知られていて、悪用されることが多いという。
CCNによると、マルウェア対策担当のモネロのディレクターであるジャスティン・エーレンホフ氏は、モネロがマルウェアのターゲットになりやすい理由を2つ指摘した。まず、匿名通貨であるという点。マイニングでモネロを入手した後、犯人に対して規制の手が届きづらいという。また、モネロのマイニングは、CPUとGPUフレンドリーなプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を使っていて、競争力がある点も要因になっているという。
マイニングは、複雑な計算式を解くことで新しい仮想通貨を取得する仕組みだ。
先月、ユーロポール(欧州刑事警察機構)は、サイバー犯罪に関する新たな報告書の中で、違法行為に最もよく使用されている仮想通貨は今もビットコイン(BTC)だが、今後はZcash(ZEC)やモネロ(XMR)等の匿名性を重視したアルトコインが増えると予想した。
先週にモネロが立ち上げたサイトでは、マルウェアを取り除く方法などについて利用者に教える。ブラウザーを基盤にしたマイニング、システムやPCを基本にしたマルウェア、ランサムウェアに対する対処法も掲載している。