仮想通貨・ビットコインのニュースサイト|コインテレグラフ ジャパン
Zoltan Vardai
執筆者:Zoltan Vardaiスタッフライター
Bryan O'Shea
校閲:Bryan O'Sheaスタッフ編集者

モネロが最高値更新 規制強化を追い風にプライバシーコインへ資金流入

モネロが最高値更新 規制強化を追い風にプライバシーコインへ資金流入
ニュース

プライバシー重視の仮想通貨モネロ(XMR)は、デジタル資産に対する規制強化を背景に、プライバシーコインへの投資需要が高まる中、火曜日に過去最高値を更新した。

トレーディングビューのデータによると、モネロは火曜日に687ドルを上回る水準まで上昇した。

モネロは過去1週間で約45%上昇し、時価総額ベースで12番目に大きい仮想通貨となった。コインマーケットキャップのデータによれば、プライバシー重視の仮想通貨全体の時価総額は3.5%増加し、取引高は32%増加している。

プライバシー系仮想通貨は、10月初旬に発生した約190億ドル規模の仮想通貨市場の急落以降、この3カ月間で市場全体を上回るパフォーマンスを示してきた。

XMR/USD, 1-year chart. Source: Cointelegraph/TradingView

業界関係者は、本人確認(KYC)やマネーロンダリング対策(AML)規制の強化が、投資家需要を押し上げる主因になっていると指摘している。

仮想通貨ポートフォリオ管理プラットフォーム、コインスタッツの創業者兼CEOであるナレク・ゲヴォルギャン氏は、コインテレグラフに対し、デジタル経済における「監視」の拡大や「仮想通貨取引に対する政府の監視強化」によって「金融上の機密性」を求める投資家需要が高まり、プライバシー重視の仮想通貨が市場全体のパフォーマンスを上回ったと語った。

欧州連合(EU)も2027年から、包括的な新たなAML規制の一環として、プライバシーコインおよび匿名の仮想通貨口座を禁止する方針を示している。この規制により、仮想通貨サービス提供者はモネロやジーキャッシュ(ZEC)などの取り扱いが禁止される見通しだ。

XMRの投資家心理は過熱してるか?

価格上昇が続く一方で、仮想通貨データプラットフォームのサンティメントは火曜日のX投稿で、XMRを新たに買い始める「エントリーポイント」を探す投資家に対し、ソーシャルメディア上での過度な盛り上がりに注意するよう警告した。

「エントリーポイントを探しているなら、ソーシャルメディア上の熱狂やFOMO(取り残されることへの恐怖)がやや落ち着いた後を検討すべきだ」

サンティメントのチャートによると、XMRの開発活動は1月初旬以降に低下している一方、ソーシャルメディア上での存在感は日曜日にピークを迎えている。

Source: Santiment

モネロに最も近いプライバシーコインの競合であるジーキャッシュも、大きな値動きを経験してきた。ZECは2025年11月7日、年間安値の48ドルから744ドルまで約12倍に上昇した。これは、過去最大規模となった190億ドルの市場急落から1カ月後のことだった。

しかしジーキャッシュは、開発活動の鈍化に加え、ジーキャッシュの主要開発チームであるエレクトリック・コイン・カンパニーと、プロトコルを支援する非営利団体ブートストラップとの間で発生したガバナンスを巡る対立を背景に、過去1週間で約21%下落している。

bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】

仮想通貨, プライバシー , 仮想通貨の普及, KYC, AML, European Union, モネロ, ジーキャッシュ
Cointelegraphは、独立性と透明性のあるジャーナリズムに取り組んでいます。本ニュース記事はCointelegraphの編集方針に従って制作されており、正確かつ迅速な情報提供を目的としています。読者は情報を独自に確認することが推奨されます。編集方針はこちらをご覧ください https://jp.cointelegraph.com/editorial-policy