プライバシー重視の仮想通貨モネロ(XMR)は、デジタル資産に対する規制強化を背景に、プライバシーコインへの投資需要が高まる中、火曜日に過去最高値を更新した。
トレーディングビューのデータによると、モネロは火曜日に687ドルを上回る水準まで上昇した。
モネロは過去1週間で約45%上昇し、時価総額ベースで12番目に大きい仮想通貨となった。コインマーケットキャップのデータによれば、プライバシー重視の仮想通貨全体の時価総額は3.5%増加し、取引高は32%増加している。
プライバシー系仮想通貨は、10月初旬に発生した約190億ドル規模の仮想通貨市場の急落以降、この3カ月間で市場全体を上回るパフォーマンスを示してきた。

業界関係者は、本人確認(KYC)やマネーロンダリング対策(AML)規制の強化が、投資家需要を押し上げる主因になっていると指摘している。
仮想通貨ポートフォリオ管理プラットフォーム、コインスタッツの創業者兼CEOであるナレク・ゲヴォルギャン氏は、コインテレグラフに対し、デジタル経済における「監視」の拡大や「仮想通貨取引に対する政府の監視強化」によって「金融上の機密性」を求める投資家需要が高まり、プライバシー重視の仮想通貨が市場全体のパフォーマンスを上回ったと語った。
欧州連合(EU)も2027年から、包括的な新たなAML規制の一環として、プライバシーコインおよび匿名の仮想通貨口座を禁止する方針を示している。この規制により、仮想通貨サービス提供者はモネロやジーキャッシュ(ZEC)などの取り扱いが禁止される見通しだ。
XMRの投資家心理は過熱してるか?
価格上昇が続く一方で、仮想通貨データプラットフォームのサンティメントは火曜日のX投稿で、XMRを新たに買い始める「エントリーポイント」を探す投資家に対し、ソーシャルメディア上での過度な盛り上がりに注意するよう警告した。
「エントリーポイントを探しているなら、ソーシャルメディア上の熱狂やFOMO(取り残されることへの恐怖)がやや落ち着いた後を検討すべきだ」
サンティメントのチャートによると、XMRの開発活動は1月初旬以降に低下している一方、ソーシャルメディア上での存在感は日曜日にピークを迎えている。

モネロに最も近いプライバシーコインの競合であるジーキャッシュも、大きな値動きを経験してきた。ZECは2025年11月7日、年間安値の48ドルから744ドルまで約12倍に上昇した。これは、過去最大規模となった190億ドルの市場急落から1カ月後のことだった。
しかしジーキャッシュは、開発活動の鈍化に加え、ジーキャッシュの主要開発チームであるエレクトリック・コイン・カンパニーと、プロトコルを支援する非営利団体ブートストラップとの間で発生したガバナンスを巡る対立を背景に、過去1週間で約21%下落している。
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