マイアミ・インターナショナル・ホールディングス(MIH)が所有するマイアミ国際証券取引所(MIAX)は、FTX資産の中で1月に売却が裁判所により承認されたものの1つであるレジャーX(LedgerX)の買収を完了した。レジャーXは、米商品先物取引委員会(CFTC)が規制する取引所および清算機関だ。

MIHのトーマス・ギャラガーCEOは発表で、「レジャーXの買収は、スワップおよび先物業界に新しく革新的な製品を提供する能力を拡大する成長戦略の重要な一部である」と述べている。MIAXは、MIHが所有する金融会社群の1つだ。

両当事者は、MIAXのレジャーXの買収についての購入契約を4月に締結し、裁判所の承認を待っていた。FTXは当時、売却からの収益は約5000万ドルに達するとしていた。デラウェア州の米破産裁判所のジョン・ドーシー判事が5月4日に取引を承認した

スリーアローズキャピタルの創設者カイル・デイビス氏とスー・チュー氏、およびコインフレックスによって設立された仮想通貨取引所オープン・エクスチェンジ(OPNX)を巡って、同社のレスリー・ランブCEOは4月21日のツイートで、MIAXもOPNXの投資家であったと明らかにしていた

FTXは、5月17日に元CEOのサム・バンクマン-フリード氏、共同創設者のゲイリー・ワン氏、そして元エンジニアリングディレクターのニシャド・シン氏をエンベッドの買収時にデューデリジェンスを適切に実施しなかったとして訴訟を起こした。FTXは、取引が完了したときにエンベッド社に2億2000万ドルを支払った。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン