イーサリアムウォレットであるメタマスクが初めて月間アクティブユーザー(MAU)数が500万人を突破した。分散型アプリ(Dapps)が大きく伸長してきているようだ。

メタマスクのユーザー数はわずか半年前に100万人を突破したばかりだ。半年前の2020年10月から、メタマスクのユーザー数が5倍に成長したことは、仮想通貨市場が継続的に強気であることを示している。

メタマスクを開発するコンセンシスが提供する以下のチャートは、過去半年間の成長を表している。

MetaMask's remarkable growth trajectory over the past six months. Chart: ConsenSys

今回のユーザー数急増は、アジア、アフリカ、南米などの新興国を指す「グローバル・サウス」と呼ばれる地域で急増している。特にベトナムとナイジェリアで顕著だ。既報のように、ナイジェリアでは、インフレから逃れるためにビットコインやその他の仮想通貨を利用する国民が増えており、仮想通貨導入の一大拠点として浮上している。

コンセンシスはさらに、新興国で人気が高まっていることを強調する。

「メタマスクを利用して副収入を得たり、長期投資する人が増えている。多くの人が銀行システムにアクセスできないために、貯蓄用口座を必要としているためだ」

メタマスクは2016年に初めてリリースされた。これまでに何度か大きなアップグレードを行なっている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン