10月3日の仮想通貨相場は静かな展開が続いている。ビットコイン、イーサ、XRPともに小幅な値動きだ。バックトのビットコイン先物が不発だった影響か、「機関投資家」に対する言及数が減っているという指摘も出ている。
(出典:Coin360)
普段は何かしら材料を見つけてくるアナリストも言葉に詰まっている。
eToroのマティ・グリーンスパン氏は、クライアント向けのニュースレターの中で「あんまり言うことがない」と発言。「仮想通貨相場は最近ありがたいことに静かだ」とし、「せいぜいブロックワンの和解の話がいくつかの見出しをなんとか飾ったくらいだ」と述べた。
そんな相場の無関心を反映するデータも出ている。
仮想通貨データ企業のザ・タイ(The Tie)は、ビットコインへの機関投資家の興味に言及する見出しの数が2019年に入って最も少なくなったと指摘した。
(出典:The Tie「Institutional, Institution, Institutionsの言及回数」)
2017年10月以来、ニュースの見出しの中で機関投資家の興味に関して言及された回数は8万5000回以上。今年も夏にかけて増加していたが、10月にかけて急減少している。
インターコンチネンタル取引所(ICE)のバックトによるビットコイン先物が9月23日に立ち上がったが、盛り上がりに欠けたことが背景にあるかもしれない。
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