ビットコイン相場が変動を見せている。12時過ぎから上昇をはじめ、14時現在も55万円台付近で推移している。執筆時点までの24時間で一時22%以上のプラスとなった(引用元:TraidingView

(引用元:Trading View BTC/JPY,日足,bitFlyer)

移動平均線の推移を見てみると、青い中期移動平均線が、赤紫の長期移動平均線を下から上に抜ける「ゴールデンクロス」が見られる。

(引用元:ビットコインL/Sチェッカー)

ここ2時間のロング・ショートのポジション比率を見てみると、直近1時間の間でロングが急激な上昇を見せ、ショートポジションは急減している。ビットコインの買いが攻勢を強めている。

また、ビットコイン現物相場に大きな影響をもつといわれる海外の仮想通貨取引所ビットフィネックスにおけるBTC現物の取引高が、前日比で7倍になっている。今回のビットコインは、取引高が伴う現物主導の上げかもしれない。

ちょうど2年前の2017年4月、改正資金決済法施行前後に相場の急上昇が見られた。今回も関連法改正の動きや仮想通貨交換業者の登録が再開されるなど相場復活への注目が集まっていた。

今年に入って1月にコインチェック、3月には楽天ウォレットとディーカレットが金融庁に仮想通貨交換業者として登録された。また5月中旬から、マネーパートナーズが仮想通貨交換業を専業とする100%出資の子会社を設立することや、Yahoo出資のTaoTaoが仮想通貨取引を開始することも伝えられている。規制に透明感が出始め、大手企業が一斉に動き出していることが相場回復を支えているようだ。