ビットコインを保有する上場企業第2位の仮想通貨マイニング企業マラソン・デジタル・ホールディングスは、2年ぶりに保有するビットコインの一部を売却した。

同社の発表によれば、1月の間に1,500BTC(現在の価格で3,530万ドル相当)を売却した。仮想通貨マイニング業者の中には経営難からビットコインの売却を余儀なくされるケースもあるが、マラソン社の広報担当者はコインテレグラフにこれは財政難の結果ではないとコメントしている。

広報担当者によると、マラソン社は生産が落ち込んでいる間は売るつもりはなく、これまでビットコインの保有を続けてきた。仮想通貨市場の長期的な見通しについては強気であるとのことだ。ビットコインの価格が最近上昇したことが、保有株式の一部を売却する決断につながったという。1月はビットコインが2022年8月以来の価格水準24,000ドルを上回った。

売却後も、マラソンは1月中にビットコイン保有量を8,090BTC(1億8980万ドル)まで増やすことに成功した。

Operational highlights from Marathon’s latest update. Source: Marathon Digital Holdings

マラソン社は、1月を通してビットコインの採掘量を大幅に増加させ、前月比45%増の687BTCを採掘したという。この更新の中で、マラソン会長兼CEOのフレッド・ティール氏は次のように述べています。

「ビットコインの生産量の改善は、主にテキサス州マッカミーの新しいホスティングプロバイダーと連携して、2022年第4四半期にビットコインの生産を抑制していたキング・マウンテン・データセンターのメンテナンスと技術問題に対応したチームの能力によるものだ」