スイス証券取引所SIXは、スイスフランにペッグされたステーブルコインを開発している。同社広報担当者が5月23日、コインテレグラフに対して認めた。
同社は2019年後半にブロックチェーン基盤のデジタルトークン取引所の公開を計画しているが、開発しているステーブルコインを取り扱うかどうかについては現時点ではコメントできないとした。
スイス国内トップの証券取引所であるSIXは、今月初めに同社幹部が今後のデジタル取引所で独自トークンの発行計画を明かした。SIXの証券および取引所責任者トーマス・ゼーブ氏は、同社による資産のトークン化について次のように述べている。
「究極的には株式、債券、ファンドといった既存の証券をトークン化できるようにしたい。トークンがいつか証券に取って代わるかもしれない」
ステーブルコインは今夏の後半にテスト開始予定。このテストにより、デジタル取引所公開に間に合うかが左右されるが、それに向けて順調に準備されているかどうかは不明だ。
昨年、SIXスイス証券取引所は世界初の仮想通貨をベースとした上場取引型金融商品(ETP)を上場する計画を発表した。BTC, XRPおよびETHを含む5つの主要な仮想通貨バスケットを取り扱う。その後3月5日には、スイスのスタートアップ、アムンAGの支援を受けたETHベースのETPの取引が開始された。
翻訳 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。
編集 コインテレグラフ日本版