仮想通貨ライトコインが一時、XRPを抜いて、時価総額4位となった。米証券取引委員会(SEC)のリップル社提訴によるXRP価格の低迷が影響したようだ。
ライトコインは3日に時価総額が12%以上高騰し、99億5000万ドルに達した。この際にXRPを抜いて時価総額4位となったようだ。一方のXRPは同期間中に25%以上下落した。
LITECOIN JUST FLIPPED XRP pic.twitter.com/yjBq15JtpV
— HODLGeorge (@BitfuryGeorge) January 3, 2021
記事執筆時点(5日午前8時30分)では再びXRPが追い抜いている。コインマーケットキャップによると、XRPの時価総額は106億9600万ドル。ライトコインは102億1300万ドル付近を推移している。過去1週間でライトコインは20%近く上昇しているのに対し、XRPは10%ほど減少している。
ビットコインの上昇に連れて、ライトコインは12月ごろから好調を維持している。一方のXRPはSEC訴訟の影響が続いており、高値からは73%下落した。
XRP価格は今後訴訟の動きによって上下しそうだ。SECとの和解がなければ価格上昇は難しい道のりになるだろう。大手仮想通貨取引所での上場廃止や取引サービス停止も尾を引いている。
一方のライトコインの上昇はファンダメンタルズというよりも、ビットコインに関係しているものと考えられる。既報の通り、ビットコインが2万ドルを突破した12月、アルトコインの取引量が急増していた。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン