Bitcoinブロックチェーンでのライトニングネットワーク(Lightning Network、以下LN)の人気が勢いを増している。ネットワークはほぼ毎週取扱額を上げている。 1ML.comのデータによれば、LNは6,436ノード、28,535チャネルおよび710BTCの処理能力を誇っている。 ノード数、チャネル数、ネットワーク処理能力はそれぞれ15%、35%、29%増加した。

アメリカがノードとチャネルの大部分を占めており、ネットワーク処理能力の80%近くを占めているが、最もノード数の多いのはカナダのトロントだ。トロントは最も活発にネットワークに影響を与えている都市として3位にランクインしている

処理能力で2位に位置するのはドイツのフランクフルト市。1位はアメリカのバージニア州アッシュバーン市だ。 そして4位はドイツの別の都市、ニュルンベルク市となっている。 総合統計評価では、TOP20には、ベルリン、ハンブルク、シンガポール、アムステルダムが含まれている。これは、LNがアメリカと西ヨーロッパで最も活発に流通していることを示している。

LNはコミュニティの注目を集め続けている。 先週、スタートアップのFold社がLNを通じてピザのビットコイン支払いを可能にするサービスを開始したばかりだ。

さらに最近、Torch Lightning Networkノード間のリレートランザクションがTwitterのCEOであるジャック・ドーシー氏のサポートを受け、ネットワークの人気が高まった。 

ツイッターでBTCチップも

さらに、TwitterでLNを使ってビットコインのチップを送ることが可能になった。

お気に入りのツイートに「Like」だけでなく、少量のチップをビットコインで送信することが可能になったのだ

Tippinとベータ版アプリがGoogleブラウザのGoogle Chromeの新しい拡張機能として2019年2月16日土曜日に公開された。アプリのユーザーはTwitter上でLNを使い、ビットコイン送金ができるようになるというのは、初めてマス向けの取り組みが生まれたと言える出来事だろう。

TippinのChrome拡張機能を追加すると、各tweetの”Like”や”Retweet”ボタンのそばに小さく光るサンダーボルトのサインが表示されるようになる。

これは”ビットコインの強みはマイクロペイメントである” という昔からのアイディアを完成させるものだ。※過去にSNS決済のためのChangeTipというビットコインアプリが人気あったが2016年になくなってしまった。

Tippinのエンジニアを務めるSergio Abril氏はCoinDeskに次のように話す

「私の意見では、チップはLNで信じられないほど人気となるでしょう。 ほとんど無料で少量だけを送ることができるのは今回が初めてで、信じられないほど速くそれを行うことができます。 もちろんLN自体はまだベータ版なので、完全に準備が整い、実現させるには時間がかかります。」

著者 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。